「あやかし」を含む小説

主人公――那谷屋海人（なたにやかいと）の日常に突然変異が起きた。いつものようにバイトが終わって帰宅すると、「ぶぶぶぶぶべべぶぶぶべべべべぶぶぶぶぶ」と不気味な鳴き声をする謎の妖怪…

あわれ、ロードキルにより命を落とした可哀想なたぬきは、もふもふ推しの神様に愛されて異世界に転生しました。 スキル【たぬきの八化け】と瓢箪徳利をひっさげて、モフモフぽてぽて無双しま…

人と妖と神が共に生きる小さな世界、幽世。実家を飛び出してそこで暮らす少女・椎名ゆかりと、彼女の“友”であるどこぞの水神様、そして彼等を取り巻く優しくて怖い彼等の、不思議で賑やかな…

　中世日本ののどかな山村。村人に愛された一本の桜の木。その桜の木は、周辺を治める豪族の屋敷へ植え替えられてしまう。 　その豪族の屋敷で起きた、怪異と思しき現象。それを聞いた旅の僧…

聖女アリシアが召喚された王宮が、爆破された。 王様・第一王子・第二王子を含む王族 と 夜会に招待されていた親族・貴族たちは すべて亡くなってしまう。 爆弾魔の黒幕を探すことにし…

　単身赴任の父が家に帰ってきた。二十歳になった大学生の孝は、初めて両親の晩酌に付き合った。物心付く前から単身赴任だった父に将来への迷いを打ち明けたりして、ようやく会話が出来たと思…

高校一年生の鈿女彩葉（うずめいろは）は、上京して一人暮らしをする苦労人JK。彩葉はある日、高校二年生の完璧美青年、稲荷朝香（いなりあさか）先輩に呼び出される。一体学園一のイケメン…

『現在進行形変化（げんざいしんこうけいへんげ）』 現代社会に適応する妖怪たちを詠みました。 第２回カクヨム短歌・俳句コンテスト【短歌】ニ十首連作部門応募作品 ☆キャスト☆ 傘化…

江戸城下での凶行を見物しているうち、尾張商人の喜八は店が気に掛かり帰途についた。道すがら出会った右近と旅路を共にすることになるのだが、この右近こそ江戸を騒がす凶賊であった。 二人…

「京都で漆器とー、簪受け取ってー、北海道のここに届ける。ほいメモ」 「え、遠くないですか」 「大丈夫大丈夫」 「壊れません？お荷物」 「大丈夫大丈夫」

祖母と2人で暮らす、小学生の真朱。境遇からか、学校では嫌がらせに合い落ち込んだ毎日を送っていた。ある時、辛い気持ちを誰かに聞いて欲しいと、学校からの帰り道にとある黒猫に話を聞いて…

隔り世に投げ捨てられた琳は、シロハンキと言うあやかしに助けられ、運命に導かれるかのようにあやかしの王の後宮に連れてこられた。そこでシロハンキの側仕えとして邁進するはずが、琳はヤヤ…

起こりえない事象、生物、人などについての事故報告書

姉の身代わりに鬼に嫁入りした少年と、彼を娶った鬼のお話

　雨が、降る。 　紅葉色の雨が、水平線の彼方まで。 　古くから読んで字のごとく、『神の宿』としてこんにちまで営まれている、知る人ぞ知る名旅館『彼岸屋』。 　現当主である彼岸…

　薙が目を覚した場所は、見知らぬ故郷だった。 　見覚えのない建造物の数々、周囲を囲む城壁、そして自身にかけられた"身に覚えのない罪" 　同時に、彼は「閻魔」としての力の大半を…

時は現代。 息苦しさに真綿で首を絞められるような時代。 おかしいと思わないだろうか？ ほんの百数十年前には神や悪魔が跋扈していたと、爺さんの爺さん達は伝えているのに。 答えは簡…

　我にかえった時には、山奥で死体を埋めていた男に仕掛けられた数々の罠 　それは過去の因縁から、恨みを晴らそうとする者の依頼によるものだった 　次第に追い詰められていくが、その事に…

古来よりこの国に存在する『隠邪（おんじゃ）』とは、人を食い、人に害をなす、人の敵。 闇より這い出るこの異形を人知れず退治するのが、今も連綿と続く『祓邪師（はじゃし）』と呼ばれる者…

僕が経験した不思議なお話をここに載せます。