「#散歩」を含む小説

　これを言葉にするとき、とても悩んだ。「彼女」と書けば、女性であることを言葉で定義してしまうようだし、「少年のようだった」と書けば、それはそれで、何が少女で何が少年なのかという疑…

　夜中の散歩を堪能していた千景。そんな彼女の耳が、誰か泣き声を拾った。街灯の下には少女の姿。彼女はぬいぐるみを落としたのだという。 ※KAC20234『深夜の散歩で起きた出来事…

古林昭夫（こばやし あきお）は46歳のサラリーマン。 飲み会帰りに終電で寝過ごし、タクシーを拾えず海を見に行く。 真夜中の海辺で、彼が出会ったものは……。 この物語はフィク…

　駅前ビルの中の本屋さん、と言えば聞こえはいいが、寂れた駅の前に建つ、同じく寂れたビルのテナントの一つ、と言えばなんとなくイメージが付くだろうか。 　“とまり書房”はそういう、小…

KAC20234『深夜の散歩で起きた出来事』参加作品。 街灯がない道って、何も見えなくて本当に危ない。歩く際は、明かりになる物が必須だ。

切れた煙草を買いに出かけた夜に出会った諸々の話です。

中学校の仲良し男女4人グループが、学校の裏山にまつわる言い伝えに興味を持ち、星を見るついでに「深夜の散歩」をしようと決めるが……。 KAC2023④「深夜の散歩で起きた出来事」参…

【KAC2023　４回目のお題「深夜の散歩で起きた出来事」の応募作品です】 １２時になると同時に、私は家を出る。 夜を感じるために。夜の景色を眺めるために。 あるいは――

深夜の散歩で何が起きるのか。 月光と星明かりだけを頼りに独り。 静寂の山道を思索に耽りながら歩けば。 きっと、碌なことを思いつかないに違いない。

　深夜、たばこを買いに散歩がてら稔（みのる）は出掛けると、聞き覚えのある声が公園の方から聞こえてきた。 　稔は公園に向かうと、そこにいたのは金髪姿の妹のルイと、妹とを囲む無数のヤ…

「もう夜遅いから気を付けて帰れよ」 「はいっす。先輩も背中に気を付けて」 「え、何俺刺されんの？」 　仲の良い後輩女子とただ出掛けるだけ《深夜の散歩について話すだけ編です》

「鏡花……女の子かな」 真夜中、いつものようにアクセスしたSNS“rabbit chat”──ラビチャで、風変わりなトークルームを見つけた。参加者はひとり。 入室のために必要なパ…

KAC20234『深夜の散歩で起きた出来事』参加作品 先輩に誘われて、深夜の七七七探しにいく。

KAC2023参加作品 夜の散歩について

「どうだい、いい月の夜だ。外に散歩に行かないかい？」 その誘いに対し、Ｘはきっと、相当困った顔をしたのだろう。 何せＸは殺人鬼で死刑囚ではあるが、夜目など利かない、人間なのだから…

深夜の散歩中、突然話しかけてきたのはもう一人の俺だった。もう一人の俺は俺の心を読めるくせに声は聞こえない良く分からない不思議な奴。そんなもう一人の俺がある提案をしてくる……。

高校生の千野(せの)は、眠れない夜に家を抜け出して散歩をするのが日課だった。 ある朧月の夜に出会った人物によって、千野の運命は変わっていく――。

　深夜の長距離トラックぐらいしか止まっていないサービスエリアで俺は自称女神と話していた。こいつの姿は誰にも見えない。だからこいつと話すのは深夜の散歩の時か俺の愛車の中でぐらいだ。…

散歩について