「どうして 短編」を含む小説

『夜に生まれた者は不吉である』として、人間よりも遥かに小さな種族――精霊は 仲間であっても厳しい掟を守って彼らを聖域から追放する。 大精霊から祝福を受けなかった精霊は特定の力を得…

悪いことは重なるもので。 いつも運転してくれる先輩の突然の欠勤。慣れない運転。事故による交通渋滞。 カーナビ通りに来たのに、どうしてこんな山奥の細い道で立ち往生してるの？ 細い道…

どうして死が見えるようになったのか？徐々に解決していく話です。

ケーキは注文した。特注だ。呼びたい相手にも声をかけまくった。なのに誰も集まらない。なんで。どうして。ひどいよ。怒り悲しむわたしに母はこう言った。「そりゃ、ひえっひえの部屋なんかよ…

　親を亡くした男子高校生、矢淵准。 　彼は幼馴染と支え合うことでなんとか腐らず生きていた。 　そこに一人の女子が問いかける。 「矢渕さん、その幼馴染はどんな顔でした？」 「ああ、…

「あの……驚かないの？」 「なにを」 「おれ、透明になってるんだよ？」 ある日突然、高校生の篠原透は透明人間になってしまった。ところが、周囲の誰も驚かない。 これって透明人間にな…

星空を見ている少年少女二人は最後に何を思うのか。 消えてしまう命を前に、どうしてあげればいいのか。 死にゆく自分が何をしてあげられるか。 二人の切なくも特殊な恋愛がもうすぐ。 幕…

2月14日のバレンタインデー、中学2年生の主人公、魅音は１つの本命チョコを作った。 真心を込めてつくったそれを、食べて欲しいのは幼馴染。 でもその幼馴染は別に付き合っている子がい…

バレンタインの話題を語りたいな～と思ったら……。どうしてこうなった。

後悔したバレンタイン。 君ならどうしてた？うまくやれてた？ どうか皆様は悔い無きバレンタインを。 2020.2.10更新

私の短編小説によく登場する男の娘、琳音くん(15)と真中ちゃん(14)が初めて会った日の話を書いてみました。 雨の中、公園の共用トイレで雨宿りする真中の制服はすっかり濡れて、脱が…

――どうして鬼は、追い払われないといけないのか？ ある出来事をきっかけに、節分を変えたいと強く願う鬼の少年。 人間社会に溶け込む彼は、この思いをきっかけに少女と出会い、変わって…

僕は彼女の予約してくれたホテルで、今日プロポーズをする。それなのに、出だしからプラン通りにいかない。邪魔をするやつばかり。どうして理解してくれないのだろう。僕も彼女もこんなに好き…

「どうして子供は夜更かししちゃダメなの？」 そう尋ねられた私は、自分が初めて夜更かしした時のことを息子に話すことにした。

「　どうしてこうなったのだろう　」 ＊ カミサマ、として過ごす星の民。 思考は人と同じく、だが国に縛られ崇められる。 小説に満たない散文、又は詩のような何か。

小国ウルフィーネの王都、ナーサリア。都会に出てきたばかりの、厚手のローブで体を隠す少女・アリシアはそこで財布を落としてしまう。それを、ちゃらんぽらんな傭兵・アレンが拾ったまではい…

「お世話してくれた大好きな先生が僕を裏切って殺したんだけど、もう一度会いたい」 「お世話していた可愛いあの子を裏切って殺した罪で生まれ変わってしまったのか？」 何千年も前に出会…

私が炬燵の中で受け取ったのは、幼馴染で家族同然のように育った“あいつ”からの結婚報告だった。 決して幼馴染でしかなく、それ以上の関係を求めたことはないはずなのに、底冷えするような…

毎年なのに、どうして孤独になるのだろうか

竜鱗目のツェーザルと人間のイルゼは婚姻をした。ところがどうして運命は残酷だ。積年の悲願を果たし、幸福に満ちた新婚生活を始めた矢先に、致命的な事実が明らかになった。 ――ツェーザル…