概要
「どうして女の子の格好をしてるの?」「わかんねえよ、んなもん」
私の短編小説によく登場する男の娘、琳音くん(15)と真中ちゃん(14)が初めて会った日の話を書いてみました。
雨の中、公園の共用トイレで雨宿りする真中の制服はすっかり濡れて、脱がないと体温が下がってしまうほど。それを利用して琳音を誘惑しようとするのですが……。
かなり過激な性描写があると思います。苦手な人は気をつけてください。
雨の中、公園の共用トイレで雨宿りする真中の制服はすっかり濡れて、脱がないと体温が下がってしまうほど。それを利用して琳音を誘惑しようとするのですが……。
かなり過激な性描写があると思います。苦手な人は気をつけてください。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!分からないから、人生は楽しい。
"雨のトイレ"、このフレーズだけで様々な想像が広がってくる。
あらすじに書かれているようにそれなりに過激な描写はあるものの、そこだけ変に浮いているわけでなく、話の中で自然と読みとおすことができた。
短編なので詳細は伏せておくが、 物語終盤の「分からないままのこともあった方が人生楽しい」という真中の台詞が妙に力強く感じられる。
人間は正しさや真実を求めて日々過ごしがちだが、無理に答えを探さなくても良いのではないか。自分が純粋に楽しいとか嬉しいとか感じられるならば、それだけで充分ではないか。たとえ、それが世間一般にみてマイノリティーな選択であったとしても。本作を読んで、思わずそんなことを考…続きを読む