「虎」を含む小説

藩主と跡継ぎの息子たちが次々に怪死した鵠山藩。新藩主となった虎之介が初の国入りを迎えると、妖しい事件は彼をも襲う。不思議な二人組の助けを借りて謎を追ううち、ついに全ての背後に化け…

時は戦国時代末期。 名古屋の地に、名古屋を愛する忍びがいた。 かつて服部半蔵のもとで活躍した鳴海伊賀衆の崩れ者、それ以外になれなかった(でも今は、どじょう鍋屋になるのが夢である)…

『虻蜂取らず』の新解釈。

魔女見習い、フェリエ・シルヴェリアが使い魔を速度超過させ風を切る。 それもこれも憎たらしいクラスメイト、レミュリス・フォン・ロレンツに手違いで渡してしまった物が原因で―― ※K…

「アルファポリス」「小説家になろう」にも投稿しています。 運命に翻弄され、婚約者に裏切られ仏門に入った井伊直虎。２人の叔父を讒言で殺され、父を桶狭間で失い、元婚約者だった当主を又…

▼あらすじ 　魔法が存在し、世界統一政府によって秩序が保たれた世界。 　幻術を受け継ぐ真行寺家の長子・直虎《なおとら》は、事故が原因で父親と心を失った幼馴染の少女・宝塚琉歌《たか…

「ルベルは、パパに逢いに行きます」 家出少女が道ゆきに巻き込んだのは、剣も魔法もまったく使えない幸運体質と逃げ足だけが取り柄の、賢者の青年でした。 旅に加わるは、炎の虎精霊、…

丑三つ時のみ開く鰻屋、百年生きた妖怪牡蠣、絶対見つけることのできない化け猫屋台など夜の町を彼女が堂々闊歩する。それに、巻き込まれる私の物語。 ※こちらは一週間に一度のペースで更…

戦国時代も末の薩摩と日向。まだ島津が伊東氏と五分の争いを繰り広げていた頃。 舞台は島津の有力支族、北郷氏の居城。 才色兼備の姫君は、ある日出会った姉弟を気に入り、城に迎え入れた。…

『ギフト』と呼ばれる異能を持つ能力者『ホルダー』のいる世界。 その存在は公に認知されておらず、ホルダーは迫害を受けながら息を潜めて生活している社会。 他の異能を吸収できるギフトを…

１９４２年、戦時下のソ連。 軍によって徴兵された３人の少女たちは、あるドイツ兵を殺害する。 何でもない、ありふれた戦場の出来事のハズだった。 しかし、それに呼応するように現れた１…

昔々、素羽鷹沼のほとりでは、素羽鷹（そばたか）の国が五つの隣国と仲良く暮らしていました。 ところが或る日のこと、その昔、都の天子様にそむいて兵を挙げた謀反人として、この地で討ち…

ここは人間と神族が12の国でそれぞれ共存する世界。 その中で神族はさらに国ごと12の種族に分かれ、それぞれ特異的能力を有していた。 非力な人間と特別な神族。 そこは圧倒的神族…

「猫じゃない！　私は虎の獣人よ！」「変な柄の猫人だろ？」「ちがあああああうぅぅ！！！」異次元の世界やダンジョンを吸い寄せ続ける不思議な都市——ホワイトウッド。 そんな雑多な街を舞…

ごく平凡な社会人、兵頭辰虎、２６歳。 そんな彼は、『水嶋みづき』という女子高生が万引きしようとしていたところを止めたのをきっかけに、朝のコンビニで関わるようになっていた。 だがそ…

（あらすじ） 　妙見という神の本宮・千葉神社がある千葉市へ、３・１１大津波被災地の岩手県陸前高田市から、家族を失った少年が避難し、転校してきた。彼の名は千葉航（ワタル）。先祖の地…

好奇心から窓の外に出てしまった猫のコジロウは、家への道がわからず迷子になってしまう。カラスに襲われているところを助けてくれたのは、ハチと名乗るどこか風変わりな猫だった。 ハチは人…

龍人とは龍の力を人の身に宿した亜人だという。 やがて冒険者となった彼は、その力を使い様々な人々を助け、旅する中でこの世界を知っていく。 ※本作品は私大虎が初めて執筆した作品、つ…

弟が他界し、妹が他界した。共に５８歳という今の時代では若すぎる年齢であった。 その一月後に母も他界した。期せずして半年後に義父が他界した。 血を分けた肉親の死で肩の荷が降りた。次…