ウロボロス・パラドクス

ここは人間と神族が12の国でそれぞれ共存する世界。

その中で神族はさらに国ごと12の種族に分かれ、それぞれ特異的能力を有していた。

非力な人間と特別な神族。
そこは圧倒的神族優位社会であった。


12の国のうち、中央に位置するは虎ノ国。そこの養護院で暮らしていたキョウは"あること"がきっかけで隣国グロウスタインから来た男と出会う。

その男は錬金術師と名乗った。そして男の話によれば、グロウスタインでは人間でありながら、まるで神族のような特別な力を獲得する方法が発明されたのだと言う。

それが"錬金術"である。

話に惹かれ、キョウは男とともに錬金術を研究するためグロウスタインを目指すのだった。



人間の錬金術獲得によって世界は少しずつ動き出す。

果たしてそれは良い方に？それとも悪い方に？