「名付け」を含む小説

　一級魔導士の少女マリカ・コノエは《リペアスキル》という物を直せる特殊能力を持っている。 　ある日、廃墟都市で壊れたメイド型アンドロイドを拾ったマリカはリペアスキルを行使して修復…

中学生の時、私は、公園で、泣いていた捨て猫を、連れて帰って、プチと名付けた。それから、友達のように暮らしていたが、私の希望した高校の入学式の日、私を守るように、車に飛び込んで行っ…

※この作品は『笑わないチェシャ猫の霊障討伐録―和心茶房ありすの狩人たち―』の続編です。 物理で解決する霊障退治屋チェシャ猫と、ハイテンションとウルトラポジティブで霊障を跳ね除け…

　ある日、璃那（りな）の元に現れた玉虫色の謎の生物。 　璃那はそれに「みどりちゃん」と名付けて飼い始めた。

最後の『白い本』/過去詩第四弾

俺の名前は一ノ瀬紡。私立の名門男子校である聖暁学園高等部の一年生だ。俺のモットーは「普通」の人生を送ること。このまま聖暁学園をいい成績で卒業し、いい大学へ現役で合格して、いい会社…

奇形児として生まれたが故に、 誰からも愛されなかった子。 たまたま聞こえてきた選挙演説の 「〇〇アキラ！〇〇アキラで御座います！」 それでいいやと「明（あきら）」と名付けられた…

　目が覚めたら鎧兜になっていた── 　手足もなければ口もない。あげくに記憶もほとんどない。 　魔女様からの授かりものだと、少女カナリアは鎧兜に"アイン"と名付けて平穏な時を過ご…

　齢43歳、夫に先立たれ山の中での生活に寂しさを感じていた宮子はある日川で洗濯をしていると川上から大きな桃が流れてくるのを見つけた。その桃を苦労して家に持ち帰り、包丁を入れるとな…

大学進学を機に、一人暮らしをすることになったわたしが選んだのは、 築37年の２Kバストイレ付き、家賃35000円の格安物件。 木造モルタルアパートの部屋の押し入れの奥の壁には、明…

その三毛猫は、ふつうの猫でした。仔猫の頃、ある優しい一家に拾われ、「さくら」と名付けられます。家族のいっぱいの愛に囲まれ、幸せな日々を送るさくらでしたが、大きな悲劇が、彼女を襲い…

一人の男がその死の間際に作り上げた図書館、そこに辿り着いた青年。

短編小説を書いていきます。 「踊り場の踊子」という名前の由来は、階段と階段の間にあるやや広いスペースの「踊り場」で踊るように、表立っては踊れないけど、一生懸命文章の中で踊りたい、…

主人公のカインは、山間にあるシダック村で、上級治癒魔法を駆使して医者を営む男。彼は少年時代にドラゴンに襲われ、顔に深い傷痕を持っている。その面立ちのせいで縁談とはほど遠く、ついに…

少女が目覚めると、そこは死者の国だった。 そこの女主人を名乗る少女サティに、アリサと名付けられた少女は、彼女に言われるがままに、訓練漬けの日々を送るようになる。 すべては生者の世…

中学生の一華は５人家族。初めてのわんこを迎えることになり、家族みんなは大盛り上がり。みんなで名前をあれこれ考え中。さて、誰の考えた名前が採用されるかな？

「自分が普段できないことを分身にやってもらおう」という主旨の企画――ドッペルゲンガー製造計画。 　ドッペルゲンガーは、見た目は全く同じ。しかし、性格は正反対に設定されている。 …

元勇者のおじいさんに拾われた子供の話… 親に捨てられ、周りからも見放され生きる事をあきらめた子供の前に国から追放された元勇者のおじいさんはそんな子供に同情してその子を拾う。 …

薄れゆく意識の中目を覚ました少女は、見知らぬ世界にいた、そこで会った少年”名付け屋さん”にこの世界の事について聞いていくーーーー

　『自由禁止法』が施行され、全ての国民が自分より目上の存在に何もかもを従い生きていかなければならなくなった2050年代の日本。 　幼少期に両親が『子供に自由を与えた罪』で投獄さ…