「君へ」を含む小説

柴田恭太朗様の自主企画【三題噺 #23】「プロポーズ」「草原」「薬」参加作品です。 「君の心を草生えすぎの大草原にしてみせる！！！！」 それがプロポーズの言葉だった―。 …

舞台は、近代国家 アディシーズ帝国。 宇宙からの侵略者にいち早く対応する、誇り高き国家。 しかし、そんな煌めかしい国の裏側は、酷いものであった。 宇宙からの侵略者に体を侵食されし…

気付くと私は、知らない場所に居た。そしてその傍らには一人のロボットが。突然話しかけてきたと思ったら訳のわからない事を喋り出す。一体何なんだ？　何が起こっているんだ？　此処は何処？…

　約三ヶ月前、ブランケ伯爵家からバウムガルテン公爵家へと嫁いだリリア。伯爵令嬢から公爵夫人へ。幸せな新婚生活を送って──は、いなかった。リリアは、その理由も教えられず、外との接触…

主人公、燈は、ある夜、終電で、がら空きの席に座りもせずに、左手でつり革をつかみ、本を読んでいる少年、哩玖に出逢う。 一方的に、一目惚れをしてしまった燈。でも、燈は、地味で、元気な…

君達は願った。 救済を。 報復を。 罰を。 手段を。 皆等しく、「死」に意味を見出してしまった。 この物語の主人公は、貴方。 生きる意味を探す、未熟な少年。この物語の主人公。特異…

不真面目な私とクソ真面目な彼女の話

不老不死でもありながら、毎年4月になると全員から忘れられてしまう高校2年生で止まったままの望月日向(もちづきひなた)。もう何十年も高校2年生を繰り返しているがある年に出会った女の…

高校二年の少年、主人公　君犂　藜（きみすき　れい）が生み出す奇跡の物語。

VRこと≪バーチャルリアリティー≫が普及してから人類の生活水準が大きく変わった2049年。親友で、世界トップクラスの腕前を持つVRプレイヤー雷銅真也こと”シン”から誘われた世界発…

入学前のオープンスクールで、文芸部顧問の津島先生に「君の小説が読んでみたい」と言われたことをきっかけに、『私』は黛高校に入学する。 文芸部に入学した「私」は、中村と櫻井という二人…

＜青い空＞ 君は僕に、愛を教えてくれた。 君は僕に、生きる喜びを教えてくれた。 君は僕に、夢を与えてくれた。 でも僕は君に何か返せただろうか…… 虚弱体質の改善のためスイミング…

私たちは足並みを揃えて不文律を破ってしまった。 甘美な耽溺の先に待っているのが酷く陰惨な現実だと分かっていても、もう戻れないのだ。

瀧コウヤ、28歳。職業、たこ焼き屋。 朝、ふと目が覚めると、掌から小さな「タコ」が生まれた。 呆れかえるほどタコが大好きなコウヤと、小さなタコ「由美子」。 ひとりと一匹の出会い…

16歳の青年黒崎桜夜は、真っ暗の夜の道を愛車のバイクで掛ける。 すれ違う人々の何人かは、色とりどりの浴衣に身を染める人がいる。今月は7月で今日は花火大会の日だ！町の人々も誰かとこ…

私は君が好き。 俺はキミが好き。 だけどあなたは違うかもしれない。 そんな不安に一歩踏み出せない女の子と、身近な女の子を異性として意識してしまう自分に戸惑う男の子。 まだまだ思春…

少女はいつものようにそこにいた。少女に恋する僕は、今日も何気ないことを話したりして過ごす。しかし、そんな時間も長くは続かない。

僕にはＳ君という友達がいた。 遠い夏の苦い記憶。

僕は、一言で言ってしまうなら、感情を言葉にするのが苦手だ。 自分の言葉で、誰かを傷つけたり、そのせいで誰かに嫌われたりするのが怖かった。 死にたいわけじゃない。ただ、ありふれた環…

短歌ニ十首連作。教育実習の副産物です。