君の恋を叶えるための私の恋
涼
プロローグ
その時、私は思っていた。
『これは、絶対、運命だ』
って……。
『なんで?』
なんて、聞かないでよ?
だって、この時、私は、人生をかけて、この恋をまっとうしよう、って、決めたんだから。
そんな、想いに、理由なんて要る?
な~んて……、本当は、私は、そんなに強い女の子じゃなかったけど、君と出会って、そう思えたの。
これが、きっと、私にとって、初めてで、そして、きっと、最後の、恋……。
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