「木でした」を含む小説

　【KAC20244】『ささくれ』参加作。 　俺は。帰宅ラッシュの電車に飛び込んで死んだ―はずだった。 　だが。賽の河原めいた空間に送られ。 　千々に枝分かれした木のささくれ立…

存在しない箱は夢を見る。 『硲ノ箱ー『知ってはイケナイ。』ー目録』からの連作。 モクメノササクレ。 黝い衣服を着た人はダレ？ 『知ってはイケナイ。』に登場する蔵。 そこに収め…

『平和』 世界中を探しても、そう言い切ることの出来る場所は存在しない。 十年前、地上に生きた生物の全てが思った事だろう。 魔族による地上への侵攻、それは災害のように世界中の…

陶芸家志望の佐島（さしま）と別人格のＤは春が苦手だ。 目標や生活を見失い、桜の木に放火する。 文學界新人賞落選 〈反省会〉 　ネタがそもそもベタだったかもしれない。二重人格もの…

ダンジョン配信専用サイトで、主人公である宇津呂木栞は事務所専属配信者【しおりんちゃんねる】として日々楽しく活動していた。 ところが、期限内にも関わらず契約満了で事務所を追い出され…

怪我した子犬を拾ったエステラ。 介抱の甲斐あって子犬はあっという間に快癒します。 ある時、散歩に連れて行くと子犬は走り出して、木の根元を一心不乱に掘り返します。 そこにあったのも…

エリスは移動できる家が欲しかった。 そこで、考えに至ったのはミニチュアだった。 しかし、土壁ではそういう訳にもいかず、木で宝箱を造る事に。 一応、ミニチュアハウスは完成する…

【KAC2024参加作品】 おばあちゃんから渡された何の変哲もない木箱。 この中には世界で一番高価なものが入ってるという。

ある日颯太が何か探していた。 何を探しているのか聞いても、ちゃんと答えてくれない。 そう言えば、最近、怪しい行動が多かった。 ――もしかして。 KAC第三回お題「箱」の作品その…

　夜道を歩いていると、ある木箱を見つけた。 　その中にあったものとは一体…… 良ければ、以下もどうぞ。 人類を滅ぼす為に、魔王の息子が人間に転生をしますが、母(人間)の愛…

父の身辺整理を手伝っていたとき、倉庫の奥で見つけた木箱の話。中身は父にとって、忘れられないものだった。

佐和の暮らす村には、オガラサマという神がいた。木箱におさめられ山頂の神社に奉られる神。家族を濁流に飲み込まれた佐和はオガラサマのもとに出向き、そこである男と鉢合わせる。

子供の頃に、祖母の大事にしていた茶碗を割ってしまった。桐の箱に入った、鶴亀の絵付の茶碗。 そのことを思い出したのは、母が亡くなった部屋の押入れに、封印された木箱を見つけたからだ。…

とある古い土蔵の中にあった木箱。それを開けた少年は……。 ※パソコンか、スマホの横持ち画面で読むことを推奨します。

『本屋にて 』の続編です。 　浮気がバレて、離婚の危機の男が骨董品の木の｜箱《ケース》を手に入れる。その箱の中には『絶対結ばれる指輪』が入っていた。彼女にその指輪を渡すのだが、そ…

◯KAC2024参加作品◯第3回お題:「箱」 ◯【KAC20243】 ◯週に1回、小学校でカウンセリングを担当しているスクールカウンセラーの白波真帆。だが、その任期も今月末までだ…

今では貴重なりんごの木箱。焼肉のお供に最適。

1000年も前には 「昔からあった」と言われた寺。 人を衛り、護るため、存在し続ける。 そこには存在しない箱が存在する。 『知ってはイケナイ。』に登場する蔵。 そこに収められ…