木理の剥離片ー『知ってはイケナイ。』ー目録弐

晴れ。

硲ノ箱ハ生ルー1






八角堂はっかくどうぬし

う。


「 溫烱はるき

  シバ

  ハコには

  行くな 」



碓井うすい溫烱はるき

驚き、

手にした芭蕉ばしょうの葉を

取り落としてしまった。



----------------------------------



硲ノ箱ー

ハザマノハコ。


ハザマ狭間はざま

異界の異形が

狭間から

この世を見ている。

おり渦巻うずめきを詰めたモノ。

災厄の宿るモノ。


ハザマハコには

その

『記憶』が、

満ちている。


----------------------------------



ほむらの黒い影』は

ソコに

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る