「くるのだから」を含む小説

私、花島 可乃子は最近困っていることがある。 隣の席の柏崎 凛也君が、事あるごとに私のことを「可愛い」と言ってくるのだ。 私はどこにでもいる普通の女子である。 いや、普通よりも…

公爵家のクラリスには、前世からの記憶があった。 「クラリス・ラヴィルニー公爵令嬢！　俺は今日、お前との婚約を破棄する！」 王太子アランからの宣言を、あっさり受け入れるクラリス。…

　お正月に愛知県内の全国的にも有名な神社へ初詣に訪れた折、近くの神社へも御朱印を得る目的で訪れた。 　その神社では御朱印は手続きをした後一週間以内に郵送して頂けるとのことで、そ…

美人の義妹と幼馴染がいた地味な僕は中学生になった頃から周囲の悪意ある視線に耐えきれなくなって距離を置く様になった。それからもどんどん綺麗になってゆく二人の事は知っていたけど、僕は…

多くの部が全国大会で活躍し、入学するには、スカウトされることが条件である名門、山翔海高等学校。 また、この学校では、部活動階級制度と部員階級制度を設け、部活動、生徒の階級によって…

　遠山 凛斗(とおやま りんと)には双子の幼馴染がいる。彼女たちとは昔ほどでは無いが、最近はいい関係を気付けている自信があった。 　しかし、ある朝ベランダで陽の光に当たっていた彼…

「今日は会議があるから帰ってくるのが遅いの」 マリとハヤトが心待ちにしていたその夜は、 まるでシンデレラの魔法を解くかのような呼び鈴ですべて崩れはじめた。

塾講師、小南伽奈。現在ダメ彼氏と微妙な感じ。 そこに出てきた変なイケメンと幼馴染と職場の同僚。 「きみを守るって言葉とかお姫様扱いに憧れてたのは子供の頃の話で、今の私は別に守られ…

　ミレイナ・エインワースは恥ずかしがり屋な侯爵令嬢だ。婚約者のオースティンに見つめられると顔が真っ赤になり、まともに話せなくなる。だから見てくるのをやめてほしいと頼むと、婚約破棄…

第27回スニーカー大賞＜特別賞＞受賞作！ 　秘密の任務を請け負って高校に潜入した暗殺者・黒木猫丸は驚愕した。 「待っていたぞ、私と同じ闇に生きる者よ！」 　謎の少女が他の人間と…

　俺、春日春樹（かすがはるき）は今高二で来年は高三になる、まあ普通の高校生だ。 　ただ、少しだけ普通と違うとしたら男手一つで育てられて、その親父が再婚するということだ。 　親父に…

部屋の隅に溜まって動かない、ごみ屑のようだと母から言われるアラベラは、黴令息と呼ばれる侯爵家のアティカスと婚約をした。婚約者のアティカスから婚約破棄の文書を受け取り、アティカスは…

不老技術が完成した〝昭和108年〟の日本。人口は際限なく増え続け、百億人も目前ながら、不死による精神面への影響で科学技術の発展は停止し、文化等の進歩も昭和50年代で止まってしまっ…

謀反人、義経の愛人として鎌倉に連行された静御前。彼女が産んだ息子は取り上げられ、命を奪われた。 頼朝の想いを拒んだ静は、力蔵を長とする傀儡子の一団に預けられる。一種の制裁だった…

「そんなわけで、貴方の転生したい世界を選んでいただきます。なるべくご期待に沿えるように提案させていただきますのでよろしくお願いしますね！」本日の彷徨える魂は日本人男性の田中さん(…

キャラクター紹介 大学生の主人公　桐崎守（きりさき　まもる）（20歳）はとある事件に巻き込まれそれを期に超戦士グレイザーとなって戦う事になる。 主人公桐崎守は大学で宇宙工学を専攻…

生徒会長になった主人公は、前生徒会長ほどの人気を集められない自分に、嫌気がさしてしまう。 「インパクトが足りてないんだわ！」 突然そんなことを言い始めた幼馴染に、無理やり女子制服…

私は、人生という名の高い塔の上にいた。その窓から言葉の髪の毛を垂らして、誰かが登ってくるのをずっと待っていた。そしてついにその「誰か」が来た。そいつが君だった。

只今、１７編を完成し、１８話ー竈の神ーを執筆中 続きに文芸社からの審査書評を掲げますが、これにも、書かれているように、 「前編では、判然としなかった事が他編で初めて明らかにさ…

電シャ 逃げる、私は逃げていた 鼻からは 私が先ほど、ぶつけた時に、血管でも切れたのだろう 呼吸の邪魔になるような 鼻血が、漏れだし 口に入り ぽたぽたと 顎から落ちるのを感…