「趣」を含む小説

　武蔵野の西端にある奥多摩の入り口御嶽。 　東京都内にありながら深山幽谷の趣のある素晴らしい土地です。 　年に二回は歩くこの場所を、皆さんに伝えたい。 　丁度第2回角川武蔵野文…

マキナドールとは「戦術で戦略を覆す」をコンセプトとして有史以来人類最高頭脳を自認するドライゼン帝国第２皇子（のち皇帝）ニコラ・ドライゼンと今世紀最高の頭脳と謳われるその助手マーガ…

それは、いわゆるマネキンとは、趣を全く異にしている。全体に作りが稚拙であり、表面の磨きも不十分だ。大人と同じくらいの背丈であるのに、比して足がやたらと短い。直線的、と表現するのが…

【2021/5/23完結】【感謝☆12,000PV!!】ＪＫ異術士・森瀬芽衣は方術士・四方月航とともに飯田橋に突如開いた異界の門に巻き込まれ、異界入りしてしまう。協力して異界から…

ビルの屋上から飛び下り自殺をしようとしている女子高生は空を泳ぐように飛ぶ人魚が出会った。 異質な者達の切なくも悲しい人間じゃない者達の人間ドラマ…のつもりです。 こちらは加筆版…

ビルの屋上から飛び下り自殺をしようとしている女子高生と空を泳ぐように飛ぶ人魚の心暖まるハートフルコメディ！ だったら良かったんですがね…… こちらは原版です。一話完結。 加…

あなたは散歩が好きかな？　私は好きだよ。目的なくただ街をぶらぶらと散策する。あまりに多すぎる情報量によって脳味噌がかき回されている日常を離れて、深いことは考えないで、ただ歩く。時…

　タイムマシンという代物に特別な魅力を感じてしまうのは何歳になっても同じだろう。 　手紙を埋めれば子どもの頃の思いを成人になってから手に取って読むことが出来る。 おもちゃを埋めれ…

少年は完全に生きる理由を喪っていた。 ある日、少年のもとに人のような形をした喋る木のような生き物がやって来る。 この木はなんやかんや少年についてくるが・・・

祝祭(カルネヴァーレ)　の舞台と人物紹介 《舞台》 　十二世紀　威尼斯《ヴェネツィア》共和国 　海上交易都市国家 　基督《キリスト》教国でありながら、希臘《ギリシア》正教を国教…

脳内モノローグだけが取り柄の俺・南雲昼真にできた人生最初の彼女・白河夜空は吸血鬼だ。空想生物の実在が知られれば、社会の混乱はまぬがれない。夜空は自身の正体を隠さなくちゃいけなくて…

※近況ノートを利用した表紙画↓ https://kakuyomu.jp/users/HiranakaNagon/news/16818093083068096599 　日本舞台だ…

生活の中で、自分が生きている中で、たくさんの人から言葉を受けます。 感慨深いものもある。趣のあるものもある。 そんな言葉と触れ合っていく。 そして、その言葉を自分に照ら…

「梅」にまつわる友愛の物語。自主企画【画題で書き初めしてみませんか】がヒントになって生まれたショートショート。まず「梅」をモチーフにしようと決めて、タイトルを「玉骨（ぎょっこつ）…

日課を小説にしてみる実験の一つです。ありきたりな情景にこそ、美を。

現代文じゃ趣に欠けるので、簡単な明治の文語体で。 日本の古文っていいよな。 語彙やリズムが心地よくて、書いていて癖になる。 日本人の血脈が脈々とおれに流れているのを幸福に感じる…

小説投稿サイトに、１年半ほど前にやって来た上松煌。 その早すぎる死に感慨を抱く「自分」。 遺作を紐解きながら、彼の心象をたどり、人としての静かな追悼の情に行きつく話。

廿三歳の貧困學生の日記。包み隠さず書き聯ねるつもり。喜び、哀しみ、ロックンロール。

昭和30年代 小学校4年生の私は、雨が嫌いだった

私の作品群ではあまり無いさわやか系青春作品。本来は視点移動はあまり推奨される技法では無いですが、同じ場面でも視点をあえて変えることで、ただ時系列順に書くのとは違った趣が生まれるの…