★
0
概要
劇的な日常だけが物語になるべきだと思うか?
あなたは散歩が好きかな? 私は好きだよ。目的なくただ街をぶらぶらと散策する。あまりに多すぎる情報量によって脳味噌がかき回されている日常を離れて、深いことは考えないで、ただ歩く。時には知らないお店にふらっと入ってみたりしてね。それが当たりならラッキーだし、はずれでもそれはそれで趣があるだろう。帰るころには結局なにも得られないまま、ただ疲労感だけが溜まっているかもしれないね。けれどそれでいいんだ。何かを得るのが散歩の目的じゃない。というわけで、これはそういうお話だ。劇的な日常だけが、物語になるわけじゃない。私はそう思うよ。あなたは、どう思う?
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?