「新人賞 短編」を含む小説

中学二年の年度末、幼馴染が親友に告白した。二人は付き合い始め、仲を深めてゆく。 けれど、僕は知っていた。桜より早く咲き、春を告げる清純な花の実には、毒があることを。 ※集英社We…

軽い気持ちで書いたミステリーが新人賞を獲得したのは、大学一年の秋。 作家生活二十周年を迎えた世添（よぞえ）は、芳しくない新作の評価に辟易していた。 理由は分かっている。トリックの…

某短編小説新人賞に応募した作品です。手直しせずに投稿しました。 自分としてはそこそこ良く書けたと自画自賛していたのですが、結果は箸にも棒にも掛かりませんでした（涙）。 ここで公開…

九州芸術祭文学賞で、宮崎県地区部門で二席を受賞した作品です。 長編の『星神楽』に対して、応募用に再構成したものです。 タイトルは『星神楽』でしたが、名前を変更しています。 短編作…

悪態ばかりつく魔法の鳥とともに旅をする青年セロ。偶然たどり着いた村での出会いが、彼の心に新たな想いを芽吹かせる。 第220回短編小説新人賞でもう一歩だったものです。

集英社の短編小説新人賞に投稿した作品の供養です。読んでいただけると、嬉しいです。

怪獣がいなくなった世界 暇を持て余した元トップヒーロー・坂本千早はある日、怪獣になってしまう そしてそんな彼を九人の少女が襲い始める そんなお話です 短編ですがヒロインが九人出…

※短編作品です。 新人賞応募に行き詰ったときに。

小説家を夢見ていた少年はやがて大人になり世界の縮図のなかで飼い慣らされていった。 サラリーマンを続けるほうが楽だと語る彼は果たして──

好きでもない姫たちと結婚してたまるか！こうなったら親父を亡き者にして俺が王様になって愛するメイドちゃんと結婚するんだ。変装スキルで姫たちの目をかいくぐり目指せ王の寝室！ ツクー…

【あらすじ】 大学生の蜂須賀はキスが嫌いだった。彼女の水川は何とかキスをしようとするが。 【備考】 ・本作はコバルト短編小説新人賞２０４回でもう一歩となった作品です。 【デー…

彼岸花と透明な少年の傷心、それとも日影か。 世の中に傷ついた彼を癒す、少女の故郷に伝わる伝説と織りなす、色無き風の物語。 自主企画で参考になれば。 今は公募を一旦休んでいますが…

「俺は天才だ」 主人公、月守弘人は自分のことを天才だと思っていた。 だが、現実は真逆で、小説の新人賞に応募するも落選。それが30回以上も続いていた。 そんなある日、裏山にある小…

　「君は変わった名前をしているね。減点一だ」――訳あって謎の企業の就職面接に訪れた鏑矢如月は、面接官のそんな第一声に迎え入れられる。不条理に次ぐ不条理、究極の圧迫面接に耐え、如月…

弔いにふさわしいのは、涙なのか。新人看護師が、死への向き合い方に対して葛藤する物語。コバルト短編小説新人賞「もう一歩」作品。

　誰もが永遠を享受できる楽園で、破竹は悲劇の小道具となるべく、「死を内包した無価値な存在」として産み落とされた。幼くして両親に捨てられ、詩人と旅をすることになるが、その詩人にさえ…

　『僕』は昔から最底辺を歩いていた。政府の高官だった父親が妹に暴行しようとし、見かねた母が父を包丁で刺して、家に火を放った。『僕』は妹を連れて逃げ、身分を隠して二人だけで暮らし始…

ピアニストとして活躍する岩清水祐介のもとへ、一人の男が訪ねてくる。男は刑事ー名前は下総三朗ーで、祐介が関わった事件を捜査している。とは言え、以前聞いた質問を何度も繰り返し、そして…

都立美術館を出たところで彼女と遭遇した。彼女は僕に「どうして小説を書くの？」と問うて来た。

百合と薔薇、ビー玉と瞳、阿野と野崎、そんなお話。 コバルト短編新人賞に送って箸にも棒にもかからなかった作品です。感想とか直した方がいい場所を欲しいです……お願いします。 ※縦組…