「憑いている」を含む小説

大阪府豊中市の曽根にある「あずき食堂」。 セレクト形式で定食を提供するお店なのだが、密かな名物がお赤飯なのだ。 このお赤飯には、主人公たちに憑いている座敷童子のご加護があるのであ…

※短編版です。 深夜に黒電話のコール音が響く。いつまでも鳴りやまない電話。それが始まりの合図だった。巫女の一族である仙狐家の次女、玉藻は家を飛び出し自由な生活を送っていたが、それ…

ある日、貧乏神が憑いている男が成功神に出会った。 「7には２種類しかない」 成功神は憑いている男に向かって言った。 「それはアンラッキーな7とラッキーな7だ」

書店員の心成は、仕事が終わると良く可愛らしい少女と互いに読んだ本の話をしていた。 少女は、昔からある本に憑いている付喪神。 心成は、物心ついた頃から、妖怪や幽霊が見えたため付喪神…

山奥にある一つの巨大な廃墟。鬼灯グランドホテルそこには無数の悪霊たちが取り憑いている。そこを取り崩し高級リゾート地の計画が立ち上がったが頻発する事故。多くの作業員が行方不明になり…

「悪霊は、この中にいます！」 「出てけっつってんだこの三流詐欺師がっ！」 寂れた商店街の定食屋の女主人、間田木リョウコの元にやって来たのは巫女服をまとった謎の少女。少女によれば、…

　氷沼女子大学の三年生、瀬戸杏奈は鳩の顔の赤ずきんに命を狙われていた。 　赤ずきんの正体は何者なのか？　 　それを突き止めるために杏奈は過去を回想する。 　きっかけは二ヵ月前…

サターシャ・ロックウェル公爵令嬢に悪魔が憑いている。 しかし、この悪魔こそが悪役令嬢サターシャと第三王子アレクドルとの恋の橋渡しをするのだった。

クラスコミュニティーの輪の外で味気ない高校生活を送る井口悠（いのぐち・ゆう）は、青春が大嫌いな”モブ”だった。 何をするにも腫物扱いされる彼はまさにガチャのハズれ枠。中身がひね…

狸、狢（むじな）、獺（かわうそ）、貒（まみ）…… 豆狸なる怪異もあるやに聞きますが？ 人を誑かすという横行（おうぎょう）の鬼（もの）たち あなたの隣家の人たちにも、憑いているかも…

私、ルウシェ・レイミエールは霊が見える。 誰もいない所に向かって話しかけたり微笑みかけたりする姿は、側から見れば奇行でしかない。いつしか私は『奇人令嬢』と呼ばれるようになった。 …

ダリルは恋人が欲しいごく普通の男。だけど恋人が出来ない。 なぜなら、彼には「美女が憑いている」から。 けれども、その美女というのは「悪霊」だった。 そもそも悪霊というのは、この世…

我が家には座敷童子が憑いている。 一生懸命お世話を焼いてくれる可愛いその子には。 猫耳と尻尾がついていた。

悪魔さんは僕にとり憑いている。 今日も日々、悪魔さんは僕に語り掛けて来る。 他の人には見えないのに。聴こえないのに。 僕は一人になれる場所を見つけると。 悪魔さんが満足するまで会…

　テーマ「私の心を離さない幽霊な先輩」 　とあるきっかけから引きこもるダウナー系女子と、その理由の一端――彼女にとり憑いている、幽霊な先輩。 　どうにか後輩ちゃんを登校さ…

主人公がある日、彼女(イタコの孫)の降霊術の練習に付き添っていると、急に様子がおかしくなり、激しく暴れる彼女。どうやら彼女には、武士の霊が取り憑いているようだった、だが何故か降霊…

大学の後輩田中が相談してきた。最近ついてないとのこと。何か取り憑いているんじゃないかと、幽霊が見える俺に相談してきた。俺には何も見えてないが･･････。

仕事を終え、牛車に乗り込む陰陽師の男。 取り憑いている妖とのたわいない話。

格安物件に住む事になった俺。 案の定「出る部屋」だった。 出るのは「ハル」と名乗る元グラビアモデルの幽霊。 成仏出来ないまま部屋に住み憑いているハルとの生活をご覧あれ。

とある田舎村にある江森家。その大黒柱には、家守が憑いている。 最後の家守、お美津と江森の末裔が繰り広げる、 少し哀しくて 少し笑える 最後の三日間の物語。