「室町」を含む小説

時は室町、歴史の裏にいた存在である「魔祓」の彼岸花が様々な人々と関わりながら人ならざるものを狩る話。

山上神之助は武芸者だ。 剣の修行をしているが女がつきものである。 実は将軍家につながる身だが、ある秘密のより野に下っている。

さらなる戦いを求めてこの時代の中に、鎌倉を救うべく本来の争いはあるのか、未来そして輝ける全ての道に、幸せで命を謳う世界は存在するのか、宝は本当の物に当たる奇跡をつかむことができる…

　『忍者』……室町時代から江戸時代のとある所で、大名や領主などに仕え、また独立して諜報活動、破壊活動、浸透戦術、謀術、暗殺などを仕事としていたとされている……。 　主人公、…

時は室町時代。須賀川・岩瀬地方で一大勢力を築いた二階堂氏。 鎌倉時代からの名家が当地で一大勢力を築き上げた影には、ある若夫婦の悲劇がありました。 その歴史を、彼の旗本の一人である…

飢饉、収奪そして果てなき闘諍。 室町の人々は戦国への道を歩み始めた。 各章が緩やかにつながった短編連作『戦国への道』。 一章十話、全四章。 ここに公開。

仲の良い狐と狸が、一緒に山の神様になろうとするお話。 　ところが、狐は賢くいいかんじ、狸は失敗ばかりのおっちょこちょい。 　果たして、ふたりは一緒に山の神様になれるのでしょうか……

　戦国時代の当初、関東は既に戦乱に次ぐ戦乱の日々であった。関東公方として室町幕府から派遣された、関東公方足利政知の嫡男茶々丸は、父の死後、行状の悪さのため入れられていた土牢を脱出…

国の秩序を乱し、京を焼け野原にし、多くの命を奪った先の戦争、“応仁の乱”から早五十七年。六十年以上前、畠山従兄弟や山名宗全、細川勝元、神保長誠や朝倉孝景など両軍の主要指揮官は遂に…

KACで書いたライトノベル時代劇（単発）をこちらにまとめます（作業中）

倒産、起業失敗、父親の死となかなかの境遇から抜け出すべく奮闘した夏。 　無事に大企業のスタートアップに関わることができ、安心安全のサラリーマンに復帰と思ったのもつかの間、またまた…

この物語の主役は、戦国武将としては、少しばかり知名度の落ちる武将織田信忠。既にお分かりだろうが、あの超一流有名人、織田信長の息子である。 悲しいかな、彼の名詞の周りには、必ずと言…

延暦三年、日ノ本の都は長岡京から、それより少し北の山城盆地に移された。その名を「平安京」。世が平和になることを願ってつけられたこの名前とは裏腹に、実際は、度重なる飢饉や洪水、疫病…

殺生石が割れ、現代に現れた九尾の狐。 過去から現代に至る、九尾の狐退治に命をかける者達の戦いを描く。 室町時代の僧である源翁心昭と九尾の狐の戦いを描く。

女の笑顔を憎む若い乞食山伏・新右衛門は、しゃべる狐の仔を捕まえて日銭を稼ごうとたくらむ。室町時代の社会を背景とした異種婚姻譚。

「――アキ、弱っちいし」 　室町一秋と室町千春。双子の二人は仲のいい姉弟であった。 　しかし、不運にも姉の千春は事故で死んでしまう。 　残された一秋は姉が指摘した自分の弱さが…

いまはむかし──。 南朝の残党が跋扈する室町の世、はるか東の方、武蔵国中野郷に中野長者と呼ばれた男がいた。

ミスカトニック大学との共同研究により、『太平記』に記されている怪異の数々を検証することに。しかし我々は調べてはならない、南北朝と室町時代に存在した、日本史のタブーへと迫ってしまっ…

　アニメ『一休さん』で知っている人の方が圧倒的に多いであろうこのお坊さん。実際はどんな人物だったのか？ 　みなさん楽しいことやってますか？　趣味に打ち込んでますか？ 　え……勉…

室町時代後期に成立したとされる異類婚姻（怪婚）譚「かざしの姫君（菊の精物語）」の現代語訳を試みます。テクストは新日本古典文学大系54『室町物語集 上』所収の「かざしの姫君」（市古…