「嘘吐き」を含む小説

気が付くと、知らないところにいた。おそらく、知らないところだ。おそらくとは、何も見えなかったからだが、視界が奪われる様な場所に心当たりは無かった。何も見えないが、どうやら1人の女…

一人の女の子と、一人分の身体の男の子と女の子のお話。 GW中に完結予定。←嘘吐きましたごめんなさい ↓注意書き↓ 障がいを持ったキャラクターが複数登場するので、苦手だなと思…

『嘘つきの受ける罰は、人が信じてくれないというだけのことではなく、ほかの誰をも信じられなくなる、ということである。』 ＿＿＿ジョージ・バーナード・ショー(1856~1950)＿…

二兎を追う者は一兎をも得ず。相手を気持ち好くさせて、自分をそれに酔わせて気持ち善くさせて…。でも周囲から観たら、それは手で眼を覆いかぶさせてしまうような気持ちの悪さ。小説という名…

　久我結弦の住む町にある洋館には、織野継音という女性が住んでいる。 　織野継音は美貌こそあるものの、彼女は怠け者でニート気質で、最低限の家事すらできないダメ人間であった。 　そん…

小村絵里は、学生と工作員のダブルタスクをこなす毎日を送っていたが、ある日、ふとした拍子に工作員としての小村絵里を同級生・西川紗紀に目撃される。 なろうにも載っけてます

嘘吐きは嘘が下手なことの人を言います。 だって、本当に嘘が上手な人は嘘を吐きませんから。

付き合って八年になる最愛の貴方へ。 そんな貴方に伝えたいことがあります。

目覚めると、そこには見知らぬ世界があった。 空を蓋する暗黒。黄金の海。空をも穿たんばかりの丈高い森――。 帰る家はなく、自分を知る者もない。 右も左も分からぬ異世界で、霜月大吾…

私は稀代の大嘘吐きで、詐欺師だから。荒野で道化となり躍り狂う様は一興。大人になるまで、棘の籠で嗤おうか。

三作同時進行で視点の違う物語が進んでいきます。 この小説はサラ視点です。

　嘘吐きな王子と正直な少女は、 　 　森の奥で出会った。 　魔女の森の中を二人は手を取り合って、　歩きだす。 　少女と黒猫は暗い森を進んでいく。 　魔女の森に潜む化け物、 …

五つの国からなる大陸の、北東に位置する貧しい国、『毒ノ国』。その国の『姫』の毒によって生かされるはずの国民たちは、今期の『出来損ない』を恨んでいた。そして逆恨みの少年と出来損ない…

無感動系無感情である品川真也がクラスメイトに偽っているのは〝普通〟という事柄。誰にも気が付かれる事なく、生け簀のような高校生活を過ごしていけると思っていた。しかしクラスメイトの三…

　佐竹清香(さやか)は早くに両親を亡くし、シスコン気味の売れっ子作家の兄清人(きよと)と２人暮らし。若干寂しくも穏やかな毎日を送っていたが、二十歳の誕生日を過ぎる頃から、身辺が賑…

第一次上田合戦の後、徳川の家臣となった真田の嫡男・信幸は、本多忠勝の娘と縁組むにあたり、幼年から連れ添った正室を側室とすることになった。 どう考えてもギクシャクしそうな新婚家庭。…

　日本にその名を轟かせた大詐欺師・オオバヤシロ。 　悪運尽きて燃え尽きた彼が転生したのは――『嘘が吐けない巨大な都市』だった。 　嘘を嫌う『精霊神』により嘘吐きは【カエル】にさ…

　その昔、温暖な気候に恵まれた山間の村に、焦げ茶色の髪の毛と瞳が愛らしい牧童の少年が住んでいました。

　それは海を隔てた遠い異国での事、そこにはとてもとても困った王様がおりました。 　そもそも王様と言うものは国で一番に偉くて、一番のお金持ちで、そして一番忙しい人であるはずなのでし…