「共犯者」を含む小説

あるマンションで一人の女性の自殺死体が発見された。手首を切っての自殺だが、その状況から自殺以外には考えられないということであったが、一人の男の証言から、殺人ではないかという疑いが…

　勇者の仲間だった半魔族のティナと魔族のゼルスは、魔族が表舞台から去った戦後の世界を生きていく。皆の幸せを信じるティナと罪の意識に囚われるゼルス、共感も恋愛もないものの互いに唯一…

ギルドの酒場に賊が入った。俺は共犯者にされ孤立無援のまま魔王のフロアに追い詰めっれたのだが、どうやってラスボスを倒せと？俺は知恵を巡らし、当たり前すぎて誰も気づかなかったチートを…

深夜のカップ焼きそばが関係する、生徒と先生の一夜の物語。

世界は異次元の侵略者に狙われていた。 しかし侵略軍から派遣された斥候の少女は、故あって密かに裏切った。 自称悪の組織を結成し総統ディスキプリーナとなって、異次元からの侵略が本格化…

　高校一年の佐竹薫は、幼なじみの西城京夏に長い間片想いをしていた。しかし、京夏の想い人は薫の兄の満で、二人はこのたびついに交際することになった。 　失恋をしてしまった薫は、兄カッ…

ある朝、田舎町ミールに一発のミサイルが落ちた。独裁軍事国家フチン共和国の侵略の始まりだった。 ミールに住むアテナは両親と娘を失い、夫は葬儀を前に国防軍に参加……。翌日、アテナも戦…

第29回電撃小説大賞にて三次選考通過、四次選考落選の短編作品。 四月初旬某日、深夜、県境に近いある山で私が出会ったのはスーツケースを引き摺る少女だった。話を聞くに、彼女はこれか…

『いるまちゃん』を作り出したのはみんなの想像と設定だ。 　それらは上書きされることなく並列していく……増えれば増えるほど『矛盾』が起こりやすくなる。 　 　そして矛盾は崩壊を意味…

　一般的な道徳や倫理の道を外れ、刹那的な日常を送る“あなた”とその後輩である少女。 　そんな生活の中でとある団体の恨みを買ってしまった二人は、彼らに見つからないよう人目を避けて…

「十年前の夏、おれは彼女を“殺して”しまった――」。 大学生の透には、忘れられない苦い記憶があった。それから人と関わることをずっと避けてきたが、ある日幼馴染みの空から一通の招待状…

　浅くはばの広い川が南へ流れている。川の西には広い平野が広がっている。農地を挟んで一キロメートルほど離れたところに背の低い建物がちぢこまって集まっている。川の東に映画館がある。映…

　産まれつき種を持たないアルファである小鳥遊駿輔は住販会社で働いている。己の欠陥をひた隠し「普通」のアルファとして生きてきた。 　新年度、新しく入社してきた岸本雄馬は上司にも物…

――あの日。 彼女の秘密を垣間見た持月は、罪の味と出会った。 アルバイトで食いつなぐうち、持月は二十九歳を迎えていた。同僚の綾香は彼氏持ちだが、彼らは秘密裏に関係を結んでいる。…

「知ってる？　共犯者って、この世で最も親密な関係なんだって。わたしの好きな小説に書いてあったんだけど」 主人公・仲川七海は、何の因果か大嫌いな女と大好きだった女の死体を埋める羽目…

私は友人の元彼に恋をしてしまった。 果たしてこれは純粋な恋愛ですか？ ……いいえ、きっと罪なのです。

時と場所を自由に行き来できる道具があるとしたら、人はどこまで狂えるのでしょう。 これは決して出逢うはずのなかった、6人の少年少女たちの物語です。

【宣伝広告】『今が「どん底」だと、他人は言うけれど、「どん底」が、「点」だと思わないで。いつまでも続く、「線」であることも、あるんだから。』─────で、はじまる物語。◆イットな…

　KAC2022その１１「日記」 　政府の特殊機関から出されたお題――不特定多数のエージェントたちがこれに挑戦する。 　そう、一か月前のあの日から、僕たちは共犯者だったんだ―…

都内で大学生をしている俺こと千野碧生は、新作ゲームの前祝いと称してコンビ二に出掛けた。道中なぜか迷子になり、気付けばそこは見知らぬ教会の中だった。何を言っているかわからんと思うが…