「佳作」を含む小説

ぼくの家には猫がいる。名前はタマさん。 タマさんは元・野良猫で、すっごく謎に満ちているのだ。 おとうさんがくれた、「秘密のなんでもノート」 ぼくが疑問に思ったことや、考えたこと…

仕事を終えて帰宅した途端、城崎朝子は見知らぬ男に説教された。 いや、誰だよ。 訝しむ朝子に男は告げる。 「私はこの屋敷に住まう付喪神である。いいから部屋を片付けろ、不衛生だ」 …

王都の貧しい母子家庭で育つ 8 才の少年アレンは、母子二人で貧しいながらも幸せな生活を送っていた。ところがある日、前世の記憶が突然蘇った彼はここが乙女ゲームの世界で、このままでは…

　こちらは第３１回やまなし文学賞青少年部門で佳作をいただいたものです。 　はっきりいじめとは言えないけれど、教室内に確かに存在している悪意のようなもの。その環境や雰囲気の表現を試…

2月某日、小説家のとろろは締め切りに追われていた。 一度は就職を志し企業勤めをしていたが上司からのパワハラにあい３か月足らずで仕事をやめたのだ。 ニート生活を送る中で何気なく書い…

俺は【絶望クロニクル】、通称ゼックロというRPGゲームが好きだった。 主人公以外のすべてのメインキャラが死に、最後は主人公とラスボスのタイマン勝負になる作品で彼らの奮闘に涙した。…

「自分は天才かもしれない」 　中学最後に描いた水彩画が佳作を取り、龍野雅空は「自分には芸術の才能がある」と思い込んでいた。 　しかし、あれから二年の月日が経ち——。 「違う……

　　　『第５回キネティックノベル大賞佳作賞受賞』 　高校生の剣島聖治（けんじませいじ）は転校生である佐城香織（さじょうかおり）が来たことで七人で行う殺人儀式、セブンスソードに巻…

第8回W選考委員版「小説でもどうぞ」選外佳作 人生において大切なもの。 それは、選択だ。 どの道を通って、どこに向かうのか。 それを決めるのは、自分自身だ。 さぁ、どっちを選…

　中学校の帰り、涼の置き傘がなくなった。友人の達紀は、自分の傘には戻ってくるおまじないがかかっているからなくならないという。信じられない涼は、達紀の傘をわざと持ち帰るが……。 …

投句と言えば、プレバトの夏井いつき先生が選者の、春日井製菓「キシリクリスタル俳句コンテスト」で佳作に選ばれたのが良い思い出です。 今回も選ばれるように頑張ります！ ↓その時の俳…

わたし、榎本千秋（えのもと　ちあき）は読書が好きでスポーツが苦手でぼっちという、典型的な陰キャだ。 そんなわたしだけど、一応取り柄というか、人に自慢できることはある。 それは、…

※2023年11月の作品です。 読んでいただけると幸いです。 いいね、スキ、フォロー、シェア、コメント、サポート、支援などしていただけるととても嬉しいです。 これからも応援よろ…

※2023年10月の作品です。 読んでいただけると幸いです。 いいね、スキ、フォロー、シェア、コメント、サポート、支援などしていただけるととても嬉しいです。 これからも応援よろ…

そのさほど大きくない私鉄の駅を降りて駅前の商店街を歩くこと数分、そろそろ商店街も尽きようかという少し寂しい場所に、その写真館は建っている。この写真館は客の間で密かにこう呼ばれてい…

もう10月だというのに、半袖ワンピース一枚で汗ばむ主人公。 一年中真夏のように暑がる主人公の、その体質の原因は、 小学三年生の夏の終わりに原因がある……？ 不思議な夏祭りに迷い…

安心してください、Ｒ１５です。 【※キャッチコピーの話は㊱話～㊵話です。】　　私の名前はアナスタシア。公爵令嬢でいわゆる悪役令嬢という役回りで異世界転生した。 ――その日、我が学…

　卒業パーティーで王太子から婚約破棄をされたシャーロット・ヨーク公爵令嬢は、さらなる謀略により一族全員が没落させられてしまう。 　処刑された彼女が目を覚めると、12歳の頃に時が…

女神の加護によって強力な魔術の力を発揮する鉱石、レガリア。 迷宮からのみ産出されるこの稀少な鉱物を手に入れるため、迷宮街アレキサンドーラには数々の冒険者が集っていた。 ある日、全…

騎士と魔法使いの国の森に住まう堅物な騎士ミーンフィールド卿と、かつての相棒「鳥の魔法使い」が城から寄越してくれるおしゃべりな小鳥のロッテ。いつも変わらぬ穏やかで小さな森に、遠い異…