「もちる」を含む小説

　1997年から2000年にかけて、同人誌『Griffon's Garden Offline』に掲載した全５回の読書案内エッセイ。 ■「第一回　創造の愉楽」（1997年）で言及…

　こんな噂があった。 　古今東西、春夏秋冬、ありとあらゆるところで見れる『桜』がある、と。その桜はそれはもう形容しがたいほど見事で美しく、見る人全ての目と心を奪う。 　それは条件…

世の中には目を凝らすと“あやしい奴ら”の姿に気づく、それは普通の人間と異なる妖あやかしの類。 人の生活摂理とは異なる別世界の存在を知っている者、もしくはそこに棲まう者らを指す。 …

上京したものの非正規の安労働から抜け出せない主人公がごちる愚痴。 底辺労働者による会社や社会などに対するヘイト。恨み辛み。ルサンチマン。 滅べ世界。 ※私小説風の体裁だがフィ…

あいつが機械に弱いことは調べがついてる。 積年の怨み、晴らさでおくべきか。 滑り行く 指追う先に 華の散る さあ、覚悟しろ。

　時は大正、帝都東京。 　夜闇に閃く白刃を振るうは異形の辻斬り。 　辻斬りは人に身をやつした鬼を討伐せんとするが、そこに現れた男装の麗人にその凶刃を阻まれる。 　男装の麗人――…

憧れの声優、天超イチル（あまごえいちる）にお礼を言おうとしたが、誤って告白をしてしまう。 まさかのOK！、主人公の一丸発芽の運命はどうなるのか！？。

傾きマンションに棲まうバルド　ふぁーぷる　です。日本最西端の島に昆虫倶楽部の合宿で訪れた僕は不思議な少女と出逢う。大学生となっても恋愛経験なんてないオタク草食系の僕が真夏の夢を過…

傾きマンションに棲まうバルド　ふぁーぷる　です。理不尽に負けるもんか。傾きマンションに棲まうバルド　ふぁーぷる　です。理不尽に負けるもんか。ノスタルジーを醸し出すシーンに夕暮れの…

終電が終わった後、直走る列車。日常の喧騒とは異質な雰囲気が漂う列車が向かう先は山間部の過疎の村にある病院。昭和初期に建設されたドイツと日本の合弁の病院。令和でも存続するこの病院は…

毎日投稿を目指して書き溜めているタイトル：あやしい奴らにゃ秘密がある。世界を凌駕する空前絶後のミラクルジャンプは 令和 の世を自由自在に一切合切ひっくるめて跳ぶ‼︎ に連なる話と…

寺に住む俺にとって、金縛りは日常の風景。 だからその日の金縛りにも、驚かなかった。目を開けるまでは。 暗闇のなか目をあけると、じじいの幽霊が俺の腹の上で正座してやがった。 やばい…

　観覧車の悪霊は、生きている人間に憎悪を振りまくだけの存在だった。 　死神に諭されようと、それに何の意味もないと知っていながらも、呪いをかけるしかできない存在。 　しかしある時、…

　大１と、高2。若くして学生結婚したばかりの僕、一瑠（いちる）と、嫁の苺途（いちず）は今日もラブラブ……かと思いきや、苺途のツンデレ属性によってあっという間に別居騒ぎに。 　―…

　大学時代の友人、須田が死んだ。事故物件を移り住む趣味を持つ須田の家に数週間前に招かれた『俺』は、その部屋に住み始めてから起きた怪奇現象についての話を聞いていた。時折出てくる「ち…

好きな人がいる。でもその子は女の子で、いちばんの｢友達｣…。 ずっと隠してきた恋心を伝えたいという気持ちが日に日に募って、でも側にいられなくなるのが怖いから……。 主人公[もえ]…

事の始めはフタマル世紀、恐ろしの竜が蘇る。 科学の勝利と声高く、人は大いに沸き立った。 刻は流れてフタヒト世紀、ソラより巨石が地に隕ちる。 科学の敗れを痛感し、人は大いに死に絶…

◆本城佐助（ほんじょう・さすけ）は後輩の真血流堕（まちるだ）アナと難破してパラダイスのような島に辿り着く。 女神ヒナギクが勇者佐助様と言うのだが違う。 そんなにＣＨＵするな。 俺…