どこまでも真っすぐな主人公一瑠と、どこまでもツンデレでだけどどこまでも優しいヒロイン苺途。
二人は結婚していて、尚且つ“別居”するというところから、物語が始まります。
この設定が、パンチの効いた、重要な設定です。
このラブ・ストーリーに面白さを、そして切なさを生み出していきます。
この作品のおすすめポイントは、その描写力にあります。
気持ちを映しこんだ背景。
一挙手一投足。
表情。
音。
涙。
全てに意味があって、その光景が脳裏に浮かび上がります。
コミカルな会話や甘々な空気。からの急展開。
一つ一つが面白くてかつ心に刺さるような、完成度の高い物語です。