概要
魑魅魍魎の跋扈する帝都の闇、1匹の蜘蛛が絡んだ糸をほどいていく
時は大正、帝都東京。
夜闇に閃く白刃を振るうは異形の辻斬り。
辻斬りは人に身をやつした鬼を討伐せんとするが、そこに現れた男装の麗人にその凶刃を阻まれる。
男装の麗人――帝都で探偵を営む蜘蛛の変化、浄見一縷(きよみ・いちる)は好奇心の赴くままに事件を追うが、それは文明開化によって深い闇へと追いやられたモノ達の復讐と、それに乗ずる欲深い人間の業が絡み合う難事件の始まりであった。
暗躍する欧州渡りの怪物、空を駆ける火の玉、それらを見つめるは狐面の女学生達。
帝都を舞台に、人と人ならざるものの欲望が交差する伝奇浪漫がここに開幕する。
※小説家になろう様でも掲載中です。
夜闇に閃く白刃を振るうは異形の辻斬り。
辻斬りは人に身をやつした鬼を討伐せんとするが、そこに現れた男装の麗人にその凶刃を阻まれる。
男装の麗人――帝都で探偵を営む蜘蛛の変化、浄見一縷(きよみ・いちる)は好奇心の赴くままに事件を追うが、それは文明開化によって深い闇へと追いやられたモノ達の復讐と、それに乗ずる欲深い人間の業が絡み合う難事件の始まりであった。
暗躍する欧州渡りの怪物、空を駆ける火の玉、それらを見つめるは狐面の女学生達。
帝都を舞台に、人と人ならざるものの欲望が交差する伝奇浪漫がここに開幕する。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!大正×妖怪…だけではない!
大正時代、妖怪、これだけでも個人的に非常に惹かれるのですが、この作品の魅力はそういった要素だけではありません。
台詞回しや描写が巧みで、特に敵の底知れなさの表現が秀逸です。地の文だけでなく、登場人物の言葉からもそれが伝わってきて、戦闘のないシーンでも緊張感が完全になくなることはありません。
文章の端々に大正を感じさせる言葉が散りばめられていて、大正の街並みをはっきり想像することができます。
そしてキャラクターも非常に魅力的です。
男装の麗人や、真っ直ぐで純粋な少年が好きな方には、特におすすめできます。
武雄君が話すたびに微笑ましく見てしまうのは自分だけでしょうか…
とにかく続きが気にな…続きを読む