「ふたりきりで」を含む小説

大好きだった姉から突如として冷酷に扱われるようになり戸惑い傷つく少年・日村曜。ある秋雨の夜、曜は近所の公園で家にも帰らず物憂げにする不思議な少女・雨宮来海と出会う。姉と同じ年齢、…

深夜に散歩していても何も起きない。 あの時、あなたに出会えたこと以外は── 深夜の公園で、朝日が来るまでだけの短い間。 777字 ////////////////////…

「私達は遠いところから此界に参りました。私達の島は陽に焼かれ、干上がりました。道中で多くの姉妹が死にました。私達はみな姉妹で、意識を等分しております。いまや残った姉妹は私とγのふ…

「米原（よねはら）君。米原優（ゆう）君。責任をとって欲しいんだけど」 　放課後の下校時間を過ぎた教室。真っ赤に染まる室内の隅で、彼女とふたりきり。 　壁ドンをされているけれど、全…

　──死にたいメリノは、不死の病に侵されている。 　喧嘩別れした恋人の死と色々な不幸をきっかけに、偶然出会ったドロボウの青年・オーシャンと町の外へ出かけることにした。 　終わりか…

「君をひとりぼっちでこんな危ないところへ置いていくことなんて出来ない。」 「俺も家ではいつもひとりだったよ。俺達似た者同士だね。」 「凌のこと・・・好きになってもいいの…

遥人と渚はふたりきりの映画部員。 これまでダラダラとそれなりに楽しく過ごしてきたけれど、三年生の９月になってから、遥人は卒業記念に映画を撮ろうとする。 そこへ、小学校時代の親友だ…

勇者リンカとふたりきりのパーティを組むフレディアは彼の行動を不可解に思いつつも、勇者のユニークスキルに起因するのだろうと思っていた。ふたりの旅路は驚くほど順調に進み、ダンジョンで…

イブはふたりきりで過ごそうねと約束したのに… 急な残業で帰れないなんて… さびしい（くすん）…

高校に入学した日、睦は初めて出会った芽久瑠に恋に落ちる。 その美しさと魅力で注目を集めながらも、他人に愛されることを極端に嫌がる芽久瑠。 大好きな芽久瑠の側にいるために、睦は自分…

「ママが殺されたの」 あれはわたしたちが高校生で、夏休みが終わる直前で、雨が降っていて、まだ時計の針が夜と朝の狭間で遊んでいた頃――わたしはマユとふたりで眠気が張りついた街の中…

西暦2120年、幼なじみのカレンとマリカは、修学旅行の太陽系一周中に、ふとしたことから漂流して小惑星に着陸してしまう。危機的な状況のなか、マリカはちょっとした安心を感じていた。「…

放課後の図書室にはいつもふたりきり。 ふたりの日常的な語らいをのんびり載せていきます。 一話を800字以内縛りで考えています。 色々な書き方を模索中です。 ※ストーリーライン…

　魔法を使えない青年ウル・ポラルは『禁断の魔女』エネ・リンダクリームの屋敷で、掃除係として働くこととなった。気分の奴隷を自称するほどの気分屋エネとふたりきり、「その屋敷で働いた者…

とある二人の逃避行の一幕。カクヨム甲子園応募作品です。

あらすじ 　僕、姫野（ひめの）詩音（しおん）は、「何もできない」男子高校生。 　一方、同じクラスの一条（いちじょう）愛里咲（ありさ）は、「なんでもできる」完璧な女の子だった。 …

【カクヨム金の卵19' 9,10月新規作にて紹介！10万PV、800ﾌｫﾛﾜ達成！】 『抱いてください勇者様♡』「だから、俺は勇者じゃないってば」 　異世界に落ちたその日。生き…

やっと、この日が来た。初めて出来たガールフレンド。彼女と付き合って半年、ふたりきりの旅行だ。ホテルの椅子に座り、僕は緊張で身を震わせていた。

　怠惰で無精な暮らしを愛するレアネットは、あるとき、王都を騒がせた邪悪なドラゴンを斃した英雄のエリアン卿の世話をすることになる。エリアンは、いつも仕事と義務を優先させ、人生を楽し…

最近神殿にやってきた聖女補佐のアリアは、セシリーの護衛を務める神殿騎士のバートに惚れているようだ。セシリーは天才聖女なので気づいた。おまけにアリアもセシリーにバートとふたりきりに…