「思うん」を含む小説

レバーに拘るレンと、付き合わされるシア。 飲み屋でぼんやり喋る話。 KAC2022 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2022参加作品。 短編連作。どこからでも読…

今朝、ヘアーワックスで髪を逆立てて遊んでいたから、たぶんそれだと思う。

夢を見た。人っ子一人いなくなってしまう、そんな夢。それが現実になると君は思うだろうか。 たとえ、それを人間が遍く見ていたとしても。

魔王を倒して異世界から帰還したと思ったら、俺以外にも異世界から帰ってきた勇者がうじゃうじゃ。 魔女コス美女の播磨さん、黒人のジャンゴ、自称貴族の莉音、最強の帰還勇者と呼ばれるロリ…

　人と深く関わるのを避けている東山大輝（とおやま　だいき）は高校2年生初日の朝、いつものように一人でラノベを読むために教室ではなく図書室に向かった。 　朝日が射し込む、図書室の…

残業終わり、日々の疲れを癒すべく訪れた焼き鳥屋にて、あれこれと思う。

私が思うこと、それは いつまでも一緒に居ると思った人が亡くなる その悲しみを背負いながら毎日生きるのは辛い それは当たり前だと思うんだけど 私は誰よりも強く生きないといけない 守…

　うちのインコはあざとかわいい。 　ちょっとしたイタズラなんかは可愛さでお咎めなし。 　家族にはその手が通じても、わたしはそうはいかないからね。

ＫＡＣ２０２２参加作。 このバナーで「焼き鳥」といったらコレしかないでしょう。 たぶんネタ被りしている人はいると思う。

里帰り出産で妻が帰るため、1人残される男。 マンションの一室で春に生まれる娘を思う。

　男は妻との夕食時に昔を思い出す。そして、思う。 　KAC2022応募作品です。6回目お題「焼き鳥が登場する物語」に関して書きました。 ※応募作はコレクション（https:/…

「思いっきり読書体験をしたい」という文香（あやか）先輩のわがままで始まった「読書倶楽部」。在籍しているのは先輩と俺の二人だけ。 文香先輩は読書体験にのめり込むと溺れてしまうので、…

子供の頃、父と行った斜向いの焼き鳥屋さんは、すごく美味しかった。だけど祖母は行くのを嫌がった。ある日、父が「すずめ」を頼む。私はそれが凄く嫌だった。ばあちゃんも、これが嫌だから行…

　コンビニのレジ前で焼き鳥を見ると思い出すことがある。あれは私がまだ子供だった頃に出会った人のことを。

２０１９年夏、乳がんを告知されました。それから２年半、２０２２年の春。今思うこと、当時思っていたこと。生きてきたこと。余命幾許もない患者の独り言などではありません。がん患者、意外…

五十年前、百両の入った包みを置き忘れてしまったことを話す和尚。 それを聞いたお供の僧侶はとても口惜しく思うが、和尚はすでに過ぎたことだと気にしていない。 次の日、和尚たち一行が街…

「良くぞ参られた、異世界の聖女……よ……？」 　光の去った魔法陣に向かい諸手を挙げて歓迎の意を示していたイケメン――ケルヴィン王子は、そこに現れた人物の姿を見た途端、首を傾げ…

　俺（神崎　亮）が幼馴染の二人（清水　快、立松　茜）が死んだという話を聞いたのは事故の夜だった。死んだふたりは付き合っており、俺が見る限りでは一番幸せな二人だったと思う。しかし、…