「青春 純文学」を含む小説

あれから２年。 ようやく手に入れたオートバイ。 今はオートバイに夢中だけれど、ときどき気になる女の子は決まって、 小柄で華奢で長い髪をした女性だった。 ぼくは今でも心のどこかで、…

私は今一人、列車に乗っている。 ガタンゴトンと音のする、懐かしいその列車で、 かつて私は愛する君と旅をした。 その事実は消えない。 けれど私は、その事実を、そこで思い知らされた…

昨年、最愛の人が重度の脳障害で寝たきりになった。 そうなって初めて、僕は彼女の気持ちに向き合えるようになった。 しかし全ては遅すぎて、僕にできることはもう何もなかった。 人生に救…

2020年、私は高校を卒業して一人暮らしを始めた。退屈な日常の中で、私は徐々に自分というものを見失っていった。お盆休みに帰省し、久しぶりに旧友たちと集まった私は、そこで二人の女性…

もうあの恋は終わったと思っていたのに、ぼくは意外な形できみの存在を知ることになる。 ねえ、ヒロミ。これは運命なのかい？こうなってしまうさだめなのかい。

フォロワーさん600人記念の作品です。 今回は私小説風の純文学に挑戦してみました。誰かに刺さればいいなと思います。

女子生徒にモテモテの男子教師。ライバルに差をつけるのは 先生の趣味のオートバイに乗せてもらうことだ。 そしてツーリングにでかけ、独占することだ。

新しいステージで、ぼくとヒロミはどうなってしまうのだろう。 このまま結ばれるのだろうか。それとも・・・

人間万事塞翁が馬。これは男女間の恋愛にも言えることではないでしょうか。 少なくともぼくとヒロミの物語は、そうでした。

終わったと思った恋。終わらせてしまった恋。しかしそれは序章にしかすぎず、 その恋はここから新章としてスターティングオーバーとなるのでした。

　私の幼馴染みに、2人目の彼女ができた。 　相手は、隣のクラスの髪が長くて、幼い顔を残した、可愛い女の子。 　その子を見た時になんとなく「なんか好きそう」って思った。 　で…

名古屋に住む大学生・向井は、その青春のほとんどを囲碁に捧げてきた。 年齢制限ぎりぎりで臨んだ採用試験。 プロ棋士養成機関「院生」のトップとして果敢に挑むが、僅差でプロ入りを逃…

ヒロミ。今のぼくはおまえの愛より、友情、受験、そしてオートバイを優先する。

国から給付された10万円、使い方は人それぞれだったと思います。生活費にしたり、パーっと使ってしまったり、貯金したり... これは、理想の生き方なんて考えたこともないのに理想の死に…

わたしは、〈青春〉とは「こういうものなのかもしれない」と想像することで、そして、それでもなお、まったくとらえきれないままで、書くしかありませんでした。でも、いまとなっては、それで…

…オーストラリア留学から戻った俺は、次第に自分の殻に閉じこもるようになっていった。 出会いと別れの繰り返しの中で、誰かと夢や目標を共有することに疲れ果ててしまった。 「うっせぇ！…

青春友情・蟹・屋上存在凍結保存物語。やや難解です。

ぼくは秋葉原駅でヒロミに呼び止められた。でもなかなか、その用件を言わないヒロミ。業を煮やしはぼくに、 ついにヒロミは意外なことを口にした。

【各話完結】 短編をのんびり執筆中。 各話関連はありませんので好きな順に読んでいただけます。 ジャンルは様々です。 ご感想お待ちしております。

季節は冬、クリスマス間近。大学四年生の僕（朝野瑞晶）は二年間付き合った彼女、七綾由美と待ち合わせ、灰色の町を出発する。それは終わりの旅。過ぎた時間を背にしながら向かっていく目的地…