残滓
睦月文香
第1話
君の嘘は誰も信じなかったが、誰かが疑うこともなかった。
君は誰の助けも呼ばず、僕は君の悲しみに気づかなかった。
そしてもう君はいない。残ったのは君の残滓だ。名前と肉体と、壊れた精神だけだ。
いつも通り面会の手続きを済ませ、とある大病院の六階の端の部屋へ向かう。
自分の歩く音は他の人間が歩く音より小さい気がする。すれ違う人は、僕や君の気持ちなど少しも知らないことを、その表情とその声とその姿で表明する。
六階の受付で、看護師さんに挨拶する。もう顔見知りで名前だって知ってるし、知られている。
嘘だらけの気さくな笑顔は誰も騙せないけれど、誰かに疑われることもない。ただそこに当たり前のように存在し、当たり前のように過ぎ去っていく。
「やぁ」
僕はもう君の名前を呼ぶことはできない。だってもう、コレは君じゃないのだから。
ソレは四十度程度に傾いたベッドに寝そべりながら外を見ていた。僕の声に反応して、ほんの少し顔をこちらに向けて、片目だけが僕の視界に映る。
ゆっくりと眼球が動き、片目だけが僕の姿を認め、一秒間止まる。そして同じような速度で元の位置に戻り、顔の向きも戻る。
「調子はどうだい」
ソレの口が少し動いたが、何も聞こえない。その代わり、片目だけこちらに見せ、目を閉じて同意の意思を伝えるような動作をした。
「僕さ、今日やっと大学を辞めたんだ。しばらく行ってなかったんだけど、手続きとか後回しにしてたんだ。それでさ、アルバイトとかで生計を建てようと思う。よく考えたら、そんなに高収入である必要もないなと思ってね」
彼女は目を開けない。しっかり閉じて、ときどき口元が動く。まるで僕の言葉の場所を探しているようだった。
音が同じ場所に留まることはないのに。
「皆はもったいないなんて言うけど、何ももったいないことなんてないと思うんだ。お金って、そんなにいっぱいはいらないしね。人の役に立つのだって、別にお金とはあんまり関係ないし」
病室はいつにもまして静かだった。このエリアは安静にしていなきゃいけない人、もっといえば生きている限りは安静に生活するしかない人ばかりなのだから、声というものは看護師さんたちからしか聞こえないのだ。たまに声とは言えないうめき声が聞こえるが、気にするほどのものではない。
新しくこの階に入ってきた患者の家族だったり友人たちだったりは騒ぐけれど、ひと月もたてば誰も何も言わなくなる。一年たてば誰も来なくなる。そういうエリアなのだ。
「そういえばさ、君は昔言っていたよね。どんな仕事に就くにしろ、その仕事だからこそ、と言える何かがある方がいいって。僕も最近そう思うようになったんだ。アルバイトはアルバイトでも、やっぱりそのアルバイトじゃないとできないことが多いのを選ぼうかなって」
「たとえば?」と彼女の落ち着いた声が聞こえるような気がしたが、やはり気がするだけだった。でも、僕は気にしない。
「そうだね。本屋の店員とか、いいんじゃないかな。君も本は好きだっただろう? やっぱり誰もまだちゃんと開いてない本を開くのって、本屋の店員じゃないとできない気がするんだ。実際には別の人が何かの業務ですでに開いているんだろうけど、それでも、さ。やっぱりあるじゃん。これから君は誰かに買われて誰かに読まれて、最後には誰かに捨てられるんだろうなぁって。そういう挨拶をしたいんだ。彼らも生きているから」
僕の記憶の中の声が響く。僕が『本は生きていないよ』と言うと『彼らは確かに生きているよ。その生き方は私たちとは少し違うけれど』と彼女が返答してくれたのを思い出した。
しばらく何も言わずに黙っていると、ソレは目を開いた。外の方へ顔を向ける。少し顎を上げて、どうやら雲の流れを追っているようだった。
僕も同じ空を見上げる。雲は皆同じ方向に進むけれど、その速度は皆同じではない。ときどき雲同士が、距離を離したり縮めたりする。でも一度離れたら、決して近づくことはない。
彼女の口元が少し動いた。何かを伝えようとしているような動き方ではなさそうだった。きっと雲の形について何か感想を述べたかったのだと思う。でも、僕にはそれがわからない。
ソレが何を思うのか、僕にはわからない。だってソレはもう彼女じゃない。彼女はもういないのだ。
生憎近所に本屋はなくて、仕方がないから病院の近くのコンビニで働くことにした。
コンビニのアルバイトは覚えることが多くて大変だと聞いていたが、大したことではなかった。大学の勉強の方がよっぽど覚えることが多くて、動き回ることも多かった。
同じような場所をぐるぐる回って、言われたことをただ言われたようにやるだけでいいのは、とても楽だった。
こんな簡単なことで毎月お金を貰えるなんて、世の中なんて案外大したことないなと思った。
もちろん店長や同じアルバイトの皆はそう思っていないようだし、僕がそう思っていることなんて全く知らないはずだ。僕だって僕のことがよくわかっていないのだ。そういうものだろう。
「何度言ったらわかるの?」
僕より少し先に入った女の子、佐々木さんは店長やバイトの先輩によく怒られていた。
働き始めた初日から、目の前で何度も怒鳴られていて、僕は戦々恐々として不安になった。自分も、新入りの優待期限が切れたらこうなるのではないか、と。だが、それは杞憂に終わった。
どうやら僕は彼女ほど無能ではなかったようだ。少なくとも店長や先輩たちの目にはそう映ったようだった。
僕は怒られることより褒められることの方が多かった。通っていた高校や大学のことをよく引き合いに出された。僕はそのたびに嘘だらけの謙遜を言う。
「そんな、たまたまいい先生に出会えて、たまたま合格しただけですよ」
大学を辞めたことに対する質問も、嘘だらけの言い訳とごまかしを言う。
「なんだか、めんどくさくなったんです。いい大学をでて、いい企業に入って、いい家庭を作る、みたいなのに」
彼らは僕を信じているわけではないけど、疑っているわけでもなさそうだった。やはり僕の嘘は誰も騙せないけど、誰かに疑われることもない。
彼女が死んでしまってからは、いっそうそれを強く感じるようになった。
首を吊ると息ができなくなって、脳に十分な酸素がいかなくなる。
そのまま何分か経つと、死んでしまう。でも誰かがそれに気づいて、気道を確保してしまうと、脳が壊れたまま生き残ってしまう。
精神が死んだまま、体が生き残ってしまうのだ。
彼女は死んだけれど、彼女の体はまだ生きている。皮肉なことに。
そしてそれは僕の罪だ。
僕のわがままだ。
死んでしまった彼女の残滓を守ることは、僕が彼女を愛していたことの証明となっている。
僕はそのことについて僕を信じているわけではないが、疑っているわけでもない。
僕の嘘は僕ですら暴けないのだ。
「ほんと使えないよね、君。やる気ないなら帰っていいよ」
「ごめんなさい。次はちゃんとやります」
佐々木さんは下を向きながら、小さな声で謝る。商品の場所を間違えたとか、トイレの掃除が雑だったとか、どうでもいいことで怒られているようだった。
怒っている店長は、ドラマに出てくる怒っている店長役の役者さんのような表情をしている。
佐々木さんは、映画の序盤に出てくる死を目前にしたモブのような怯えた表情をしている。
僕は目で見て感じたものを信じているわけではないが、疑っているわけでもない。
多分、すでにそこにあるものだから。
「僕が代わりにやっておきますよ」
僕はすでに並べなおした商品に二人の視線を誘導して、そのあとトイレに向かう。
「君のせいでいつも佐伯君の仕事が増えてるよ。ほんとに」
店長はため息をついた。
「ごめんなさい」
僕は振り向かなかったから、二人の表情はわからなかった。でも多分、どこかでみたことのある表情をしていたはずだ。
「あの、いつもありがとうございます。迷惑かけてばっかで、ごめんなさい」
どちらかがタイムカードを切ると、毎回佐々木さんは僕に頭を下げる。
「いえいえ。こちらこそいつもありがとうございます。僕も佐々木さんに結構助けられているので、お互い様ですよ。僕が怒られないのは、佐々木さんが代わりに怒られてくれているおかげです」
僕の嘘は誰も信じないが誰も疑わない。
「そんなことないですよ。ほんとは私がいない方が仕事もうまく回るし……」
僕は佐々木さんの嘘を信じないが、疑わない。
「いえいえ。いない方がいい人なんて滅多にいませんよ」
いた方がいい人も滅多にいないけれど、と僕は思った。
佐々木さんが帰って別の人が入ると仕事量は少し減るが、大した差じゃない。
一と0は大きな差だけれど、十一と十はそれほど大きな差じゃない。
そして僕たちは日本の社会の大体一億分の一なのだ。
僕は彼女を失って一から0になった。
社会に例えようと思ったが、バカバカしくなってやめた。だって日本社会が一億から一瞬で0になることなんてないのだから。
僕は彼女が死ぬまでどこか彼女に依存していると思っていたけれど、多分それも嘘だったみたいだ。
僕は不思議と普通に生きていけている。環境はかなり変わったけれど、他のみんなと同じようにその日その日を普通に生きている。
適度にストレスを感じて、適度に笑い、適度に悲しんでいる。
死ぬまでこれが続くことを肯定せず、否定もしない。信じてもいないし、疑ってもいない。
僕はこの普通の生活を信じていないし、疑ってもいない。
その日は雨が降っていた。傘を持っていたから濡れたのはズボンの裾と右の肩だけだった。
従業員用の入り口を通って、いつも通り着替えてタイムカードを切る。
お客さんがいたから、小声で、二人の仕事仲間に挨拶する。いつも通りやるべきことをやる。
店長が来て、二人はタイムカードを切った。少したってから佐々木さんも来た。
「佐々木さんちょっと遅刻」
店長が顔をしかめた。七時ごろの満員電車の中でよく見る表情だ。
「ごめんなさい。その、途中で雨が降って、傘を取りに帰ったから」
「はいはい。君の言い訳には興味ないから」
店長はそう言って仕事に戻る。佐々木さんが謝ると、多くの場合なぜかしばらくお客さんが来なくなって、不穏な空気が続く。そして急にたくさん入ってきて、忙しくなる。すると、佐々木さんがミスをして、お客さんがいなくなったあと店長が叱って、佐々木さんが謝ってまた静かになる。
いつもは駐車場に車を止める音すらしなくなるのだ。
その日はたまたま雨が降っていて、いつもよりその悪い空気を増長させていた。
雨の音は、俯いて作業する佐々木さんから聞こえているような気がした。
手持無沙汰になったので、気まぐれで佐々木さんの仕事を手伝うことにした。
「大丈夫ですか?」
僕は雑に声をかける。
「あ、えと。大丈夫です。ごめんなさい」
彼女の声に呼応するように雨音が大きくなる。
夕方になって、交代の人が二人入ってくる。僕と佐々木さんは同じようにタイムカードを切って、帰り支度を済ませる。
佐々木さんの横顔は、人生を終わらせる人のそれによく似ていた。雨はまだ降っていて、死ぬにはいい日だった。
彼女が首を吊った日も、こんな風に一日中雨が降る嫌な日だった。
僕が死について深く考える日も、こんな強い雨が降る日だった。
従業員用の出口から去る佐々木さんの背中は、死んだ彼女とは全く似ていなかったが、どこか重なる部分があった。
「佐々木さん」
傘を持つ佐々木さんの右手の手首をつかむと、ビクッと反対の肩を震わせた。
「あ、な、なんですか?」
「もしよければ晩御飯一緒にどうですか? こんな雨の日に、一人でっていうのも寂しいので」
佐々木さんは一瞬驚いた表情をして、目を泳がせる。何かを迷っているような表情だった。
沈黙は気まずかったが、僕は気にしなかった。佐々木さんは耐えられなかったようで、意味のない言葉を発する。
「えと。あの。ん、んぅ」
小さな声は激しい雨音を強調していた。
僕は喜んで笑う。
「すいません、雨の音でよく聞こえなかったのですが。もう一度言っていただけますか?」
まるでその誘いに良い返事が返ってきたかのような、そんな嘘の反応をする。
「えと、私でよければ」
佐々木さんは僕を信じないが、疑わない。
佐々木さんは僕より一つ年上で、成人している女性だった。
彼女は適当に入ったファミレスで迷わず生ビールを頼んだ。
仕方がないから僕も同じものを頼んだ。
適当な世間話をする。佐々木さんはいつもより少し顔を赤くしながら、いつもより小さな声で話していた。
料理と酒がやってきて、自然とお互いの口数が少なくなる。
僕はほとんど飲んだことのない酒を口に運ぶ。僕はどうやら酒に強いようで、ビールの味はちょっと苦い炭酸ジュース程度にしか感じなかった。まずいな、と思った。
「僕、成人してないんですけどね」
佐々木さんは酔いやすいたちのようだった。いつもより少し大きい声ではっきり言う。
「い、いいんですよ。十九も二十も大した違いじゃないんですから。それに、佐伯さんは私よりずっと大人で……わ、私はいつまでたっても子供のまんまで」
そう言ってビールを一気に飲み干す。流れるように呼び出しのボタンを押す。
「子供のままお年寄りになれるなら、それは悪いことじゃないように思いますけど」
僕もビールを飲み干した。僕たちはもう一杯注文する。
「私、大人になりたくなんてなかった。大人になる前に死ぬつもりだったのに」
佐々木さんは急にはっきりとした声で言う。いつもの吃音もなかった。僕は黙って目をつぶる。
「ほんと、こんなはずじゃなかったのに。どこからかなぁ。どこから間違えたんだろう」
独り言のようにぼんやりと言葉が広がる。多分佐々木さんの目に、僕は写っていない。きっと僕ではない『他者』に向かって話しているのだ。
僕は、仕方なく『他者』を演じることにした。
「人間、間違えた場所なんて誰にもわからないものですよ」
「そうだよね。私、馬鹿だからわからなくてもいいことをわかろうとして、わからなきゃいけないことから逃げてばかりなんだ」
「ときには逃げてもいいんですよ。みんな立ち向かう振りをして逃げてます。高くて分厚い壁から逃げて、低くて薄い壁に立ち向かうんです。それで自分は逃げてないなんて言うんです。他人に逃げるなっていうんです。壁の高さも厚さも人それぞれなのに」
「店長も、先輩たちも、ですか?」
「店長も、先輩たちも、ですよ。大学から逃げた僕が言うんです。きっと間違ってはいない」
僕の嘘は佐々木さんを騙せない。
「佐伯さんは、賢いですよね。私も佐伯さんくらい賢かったら、なんて。言っても仕方ないですけど」
僕は目をつぶる。言葉を探す。でも言葉は同じ場所にとどまらない。
「賢く生きるのは難しくないですけど、善く生きるのはどうやら難しすぎるみたいです」
多分この言葉は違う。嘘でも真実でもないことに変わりはないし、別に何かが言いたかったわけじゃない。でも多分、違う。
「佐伯さんにもわからないことってあるんですね」
「わからないことだらけですよ。自分自身のことさえわからないのに、周りのことなんて何ひとつわからない」
佐々木さんはふっと笑みをこぼした。一瞬だけ、奇妙な美しさが宿ったような気がした。僕は、息を呑んだ。
「でも私が今日、死のうとしてるのは、わかりましたよね」
思わず笑ってしまった。この人はこんなに正直になれるのか、と驚いた。
「佐々木さんがそんな風に言える人だというのは、初めて知りましたよ」
僕たちは九時ごろまで、時々ビールやつまみを注文しながら、グダグダ時間をつぶした。さすがに僕も酔ってきて、思考がまとまらなくなっていた。佐々木さんは、僕より酔っていて、呂律が回らなくなっていた。
外に出る。意外と僕も佐々木さんも、足取りはしっかりしていた。雨は小降りになっていたから、傘はささなかった。
「あの、私、今日は一人だと眠れない気がするんです」
暗くて顔はよく見えなかったが、声は酔っている人間のそれではなかった。雨の冷たさで、酔いが醒めたのだろう。
近くのホテルに入って、僕たちは一糸まとわぬ姿となって抱き合った。
童貞だったことを終わった後に告白すると、佐々木さんはとても驚いていて、ごめんなさいといつもより少し大きな声で謝った。
「でも多分、今までで一番気持ちよかったかもしれません」
佐々木さんはそう言った。酒のせいか、佐々木さんはかなり感じていた。もちろん経験がない僕は、大学の友達から何度か聞いた話と比較するしかないわけだが。
僕たちは同じベッドの中で眠った。佐々木さんの寝顔を見て、その造形をよく観察した。
特別整ってはいないし、美人かと問われても、微妙としか言いようがない。
でも見ていて不快な感じはしないし、ずっと見ていても飽きない、心が落ち着く寝顔だった。
体質的に、僕は必ず六時に目が覚める。目覚まし時計を使ったことは一度もない。
佐々木さんはすでに服を着て、ベッドに座っていた。雨の音は聞こえない。外はまだ薄暗い。
「おはようございます」
佐々木さんはいつもと同じようにあいさつをする。でも少しだけ、明るかったような気もする。
「僕今日は休みですけど、佐々木さんは大丈夫ですか?」
「私も休みです。よく考えたら、休みの日の前に死ぬのって変ですよね」
「でも雨が降っていたので」
「うん。雨が降ってましたもんね」
部屋の電気をつけて服を着た後、窓のカーテンを開ける。太陽は見えないが、空は少し明るくなっている。窓は東を向いていないのだろう。
「晴れてますよ」
僕がそう言って振り向くと、佐々木さんは頬を染めて笑う。
「私、佐伯さんのこと好きになっちゃったかもしれません」
佐々木さんの嘘を僕は信じない。でも、疑わない。
「そうかもしれませんね」
僕たちはホテルを出て別れた。別れ際に佐々木さんは僕に微笑んだ。
「とりあえず、もう少し生きてみます。昨晩みたいに、少しいいことがあるかもしれないんで」
僕は、そのまま彼女だったものがいる病院へ向かう。
「ずっと僕の初めては、君とだと思ってたんだけどね。それも嘘だったみたいだよ」
彼女は外を眺めている。今度は雲ではなく、慌ただしく現れては消えていく車を見ているようだった。
「今回は間に合ったのかな。それとも早すぎたのかな。僕にはわからないよ。佐々木さんは死んだほうがよかったのかもしれない。僕はあの人の一生に責任を持てない」
『私は、自分の人生の責任を、君に負わせたくはないんだ』彼女が僕に言った最後の言葉を反芻する。
「僕は君の一生の責任を負うことはできなかった。でも君の残滓の責任は、僕にある。僕だけにあるんだ。だから僕はコレを守るよ。もう君は戻ってこないけど、君の欠片だけで僕は満足するしかないみたいだ」
僕はまた嘘をつく。誰もそれを信じないし、疑わない。
それを暴けるのは時間だけなのだろう。
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