「眺めるだけ」を含む小説

私は蛾が嫌い。 だから、排除する。

こたつから眺める世界地図

警告:主人公無双物が嫌いな方は6話からどうぞ 　　 この世界には、魔王と勇者がいる。まあ、当然のことながらお互いは敵対する勢力である。そんな魔王を後目に、近隣の変わり者の能力持…

穴の底から助けを求めた伊藤悟と、手を差し伸べた水瀬希、そんなふたりを眺めるだけの佐々木紗季の話。「渦の底」を中心に、繰り広げられない全三章の短編集。 一章十本の掌編から成ります。…

三度お邪魔致します。 夢月七海様主催「同題異話・六月号　飴と傘」企画参加作品。 二人称小説というものを書いてみたかった。 おいしい水飴を食べながら紙芝居を眺める話です、多分。 …

　刑事、強盗団、特殊部隊、公安。 　様々な者が交わり、物語が交叉し、一つの事実を織りなしていく。 　そして、それを眺める ”Invisible inhabitants” と名乗る…

ぼくが毎日出勤のために乗るバスは今日も満員だ。いつものように揺れるつり革につかまって窓の外を眺める。 「ごん」 何かがぶつかったのか？　バスと自動車が接触してのだ。交通事故だ。こ…

百葉箱【ひゃくようばこ】 　気象観測用の木箱。「ひゃくようそう」とも。 　戦前より気象庁で用いられており、長らく湿度・温度計測の要となっていた、色白で足長の美人さん。いつも同じ…

　「俺」の人生を嘆く男が、逆上を求めて初めての単独登山を試みる。ところが時空のねじれに迷い込んで、過去の断片的な思い出（原風景）にその都度翻弄されるなか、古事記の神話に登場するア…

少し不思議な話を突っ込んでいく短編集です。童話風味に仕上げたい。 1000~4000文字の短編をちまちま置いていきます。 夕焼け空でも眺めるつもりで、のんびり読んでいただけると幸…

何の気なしに窓の外を眺めると、ひとしきりに雨が落ちていた。そこでわたしは少しばかり物思いに耽ってみる。 この紹介文に目を留めていただき、感謝申し上げます。初めて書き物というもの…

気弱で冷めている故か、学校でも存在が薄く目立たない黒沼乃有真（くろぬまのありま）　 密かに憧れを抱いている人はいるも片隅で眺めるだけ、高校生になったものの何も変わらない、変われ…

朽ち果てた庭と、水のないプールを眺める女のもとに現れた東洋の男。渇ききった心に注がれた水分。

　アナログゲームを楽しむ７人の若い男女はそれぞれ恋愛事情を抱えていた。 　先に進めない３人。 　足が止まった男とタックルしかける女。 　それを眺める男女。 　３つの恋の行方は何処…

芸術を愛する国・デイランド王国。 貧乏男爵家の令嬢・ジルが男装して家のため、 天才芸術家と名高い４人の貴公子たち――四大守護者（マスターズ・オブ・アーツ）――のお世話係になって早…

花を眺める。

「私、あなたのことが好きなの！！！」「いやキャラじゃないことゆうなよ」「オタクなら喜べよ」「お前がやるとなんか違うんだよなぁ」「は？」「すいません、嬉しいです」「ゆうちゃんは？」…

壁の上に座り、海を眺める少女と出会った。 サラリーマンと女子高生との距離は、3mよりも遠い。

人生のリスタートタイミング。 人生バスに乗り込んだ主人公は停留所を眺める。 ここで降りるべきか…！？ ↓前回の投稿↓ 『パンツ一丁のかるた名人にどうすれば勝てるのよ！？』 …

少女は眺める。少年にぶつけた、我が侭の行く末を。 （「君にこの花が届くなら」と繋がっていますが、単作で楽しむことが出来ます）