概要

人の想いと箱の思い。
百葉箱【ひゃくようばこ】

 気象観測用の木箱。「ひゃくようそう」とも。
 戦前より気象庁で用いられており、長らく湿度・温度計測の要となっていた、色白で足長の美人さん。いつも同じ方向を向いている儚げな態度からは、窓辺に座って外の景色を眺める深窓の令嬢を連想させるかもしれない。でも存在感はあんまりない。
 現在は後輩である自動観測機器にお株を奪われている。
 1993年、利用停止。
  • 完結済1
  • 7,348文字
  • 更新

関連小説