校庭の片隅で、彼女は今日も

幼い頃、休み時間の度にあの不思議な箱を目にしていた。
笑いながら駆け回る生徒たちを木陰から眺める姿は、いつも、少し寂しそうだった。
そんな事を思い出す一編。