オタクと彼女とマロさん

李宮さん

ロメオはただのオタクでした。






___私たち付き合おっか



 そう言って彼女は伏せていた目を俺に向ける。



 なんとなくから始まる恋は、なんとなくで終わっていく。


 でも、どこにもはまらない、2つのピースはどこにはめるのだろうか。


 少女漫画をギャグ漫画と笑うように、


 ロメオとジュリエットは、ただの空想の人物でしかない。


 彼女はいう。


 100人の男より1万円よこせと。


 俺はいう。


 100人の女より1人の幼女と。


 起床夕方16時から始まる


 ありきたりなようで


 でもたったひとつの物語。

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