「月 夏」を含む小説

８月１５日。また暑い夏がやってきた。 毎年、終戦の日を迎える頃になると、私には必ず思い出される曲がある。

　ある夏の日、大須賀匡は図書館に行く途中に岸本月乃と出逢う。 「エレベーターの呼び出しボタンは人間の命令を伝えるだけじゃ駄目だと思うんです」　 　月乃の筋違いな考えに不思議と匡は…

自主企画　筆致は物語を超えるか【空に走る】参加作 https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054918458015 共通のプロットを元に各…

思いつきで書いた短編などを置いていきます。何書くかわからないのでセルフレイティングは全部チェックつけときました。

「殺伐感情戦線」の「夢」、参加作品です。 翔子がある日の夢で見たのは、かつて焼失した自宅と、成長した幼なじみの愛菜の姿だった。夢のなかの茫洋感のままに、翔子は愛菜と共に夢の中を…

一年で一番嫌いな日.......それは大切な人の、誕生日。

雨の中を泳ぐ魚――転校することになった親友と、僕はその伝説を探した。 『二人で雨を泳ぐ魚を見る』。少年たちの小さな挑戦は、しかし――。 季節はいつでもいいんだけれど、なんとな…

月～金　毎朝更新（予定）の、学園四コマコメディー小説、今回は特別編です。 一話が特別編仕様でいつもより長くなっています。いつも以上にのんびりとお付き合いください。 出席番号２５…

疎遠になっていた幼なじみの緒方美恵と再会したのは、二浪の浪人生だった19歳の夏だった。浪人生活に飽きていたぼくは、キャバ嬢になっていた美恵に下心だけで近づいた。（保管用・初出20…

大学３年の夏に通い始めたシナリオ講座で、ぼくは静香に出会った。静香は「ニュー・シネマ・パラダイス」が好きな、年上の人妻だった。「99日目の夜の話はわかる？」と静香は言った。ぼくは…

『ありす紅茶館でお茶をどうぞ♪』の番外編その１。 店名を『ありす紅茶館』に改名し、なぎが祖母・梓(アズサ)に代わって横浜の老舗紅茶館を再開して数ヶ月が経った夏のある日に現れた少年…

夏が、終わって征く。

読者企画や他サイト用に書いた短編をまとめてみました。 ワンアイディアの即興小説が多めです。「普段だったらこういうの書かないだろうなぁ」という、変な作品倉庫、とも。 独り立ちに至…

江波透夏の母が殺されてから八年が経つ。 容疑者は、中学の同級生だった少年・西末悠だった。 透夏は事件についての欠けた記憶を求め、彼との再会を望むが一筋縄では行かず…… 過去の二…

オープンチャットのお題で作ったものを軸にして生まれた物語です。 <お題> ・冒頭を「この世界には2種類の人間がいる」で始める。 ＜あらすじ＞ 2006年、８月。 病院から退…

異世界からの帰還を果たした主人公は 現実世界でコメンテーターとして語りまくっていた。 あるとき、異世界からの招集がふたたびかかって……！？ ↓前回の投稿↓ 『この夏、ハマり…

なんにでも熱中してしまう主人公は熱中症。 熱中しすぎるあまり上達すると周りからは浮いてしまう。 熱中しすぎるとどうにも受け入れてもらえない？ ↓前回の投稿↓ 『こんなに不幸…

本当ならば。 きつねのなにかさん主催の「７月も企画立てますよー！　テーマは「夏の始まる日」！」に参加作品。ちょっとヒントをもらいました。 （https://kakuyom…

親友でもある従兄は読書家で凝り性なのはいいけれど、落ち込むと浮上するのに時間がかかる。また調子がおかしくなったようだと聞いて様子を見に行くと、どうやら七夕の準備をしているらしいの…

8月の喫茶店、テラス席のパラソルの下で僕は彼女から「この町が同じ8月を繰り返し続けている」と世界の秘密を打ち明けられた。 その日から、僕と彼女の、ループする8月を脱出するための…