「戦線」を含む小説

第十九回殺伐感情戦線、お題「幸福」にて投稿する作品です

「殺伐感情戦線」の「幸福」、参加作品です。 知恵遅れで噛み癖のある妹・早織の面倒を見ている「わたし」。妹に噛み付かれながら、ひとり思うことは……

普通の中学生だった「私」は、ある日鬼女と出会い、幸せを知った。 殺伐感情戦線のお題「幸福」に参加させていただきました。

殺意、執着、嫌悪、愛憎――女たちを蝕む女への激情。狂おしいまでの殺伐百合感情を描く短編集です。 ここに収録した短編はTwitter企画「殺伐感情戦線」への参加作品です。

軽音部を辞めた森園みゅんは、かつて自分をハードロックの世界にへ引きずり込んだ張本人、鷹野翼と再会し、ささやかな復讐を企てようと画策していた。

「小津くん、緋色と私を助けてください！」 　そう突然声をかけてきたのは、学校でも有名な美人のクラスメイト【羽入　唯（はにゅう　ゆい）】 彼女はなんと、【小津　武人（おず　たけひ…

　警視庁公安と特殊部隊、共和国解放戦線と暴力団。その戦闘と死者は、必然だったかもしれない。 　幼馴染の女子高生、理沙を護るため、闘いを余儀なくされる弘樹。 　現代で、異界の地で、…

古代ギリシアより残るある島に伝わる物語がある。日食の夜、山頂に行くと、肌を重ねる二人の女を見るというものだ。海を見る白い女と、その背中に体を預ける黒い女。二人は夜とともに姿を表し…

何ぞ騒がしいと思ったら、鴉が鳴いとるんか。私はあの羽音が嫌いでなぁ。 昔この廓に鳥の名のつく遊女がおった。どこにも飛んでも行けんというのにな。 私は鴉よりその羽音より何より、あの…

「殺伐感情戦線」の「笑顔」、参加作品です。 美人だが、とにかく表情が硬く、笑顔の下手な夏木さん。カメラマンの端くれとして、何としても彼女の笑顔を写真に収めたい少女・ほのかは、ひ…

「殺伐感情戦線」の「凶悪」、参加作品です。 卒業式の前の日曜日。電車を待っていた陽子と花絵は、重なる人身事故に溜息をついていた。そんな時、陽子は三年間の思い出を振り返りながら、…

「殺伐感情戦線」の「感謝」、参加作品です。 荒れ果てた道のり、錆びついた線路、トロッコを押しながらカロと共に旅をしてきた「わたし」。しかし、カロには既に寿命が近付いていて……

「殺伐感情戦線」の「冷蔵庫」、参加作品です。 クラスメイトからなぜか「冷蔵庫」というあだ名をつけられている雛見さん。別に冷たいわけでも四角いわけでもないのに……。ふたりきりにな…

「殺伐感情戦線」の「砂」、参加作品です。 「わたし」は、たった一人の妹・糸路菜の「砂を食べる」という奇癖に悩まされていた。徐々にふつうの食べ物すら受け付けなくなっていく妹の現状…

「殺伐感情戦線」の「救済」、参加作品です。 4月も目前、季節外れの大雪が降り注ぐ中で、家出をしてきた少女・春雪と出会った「わたし」。凍えそうな彼女に同情し、彼女を家に招き入れる…

「殺伐感情戦線」の「穴」、参加作品です。 幼いころ、半年だけ一緒に暮らした義理の姉に、半ば無理矢理開けられたピアスの穴と、そこにつけられた涙型のアクセサリーを外せずにひた隠しに…

七瀬澪(ななせ みお)は、幼馴染みの雨宮莉乃(あまみや りの)が見知らぬ男性とふたりで歩いているのを見てしまう。 ずっと一緒で、自分がいないと何もできないような子だったはずなのに…

「殺伐感情戦線」の「贖罪」、参加作品です。 閉鎖的な因習、『教導』と呼ばれる聖職者の教えに従って生きるとあるコミュニティ。その住人だったテレーゼは、ある日別の教区からやってきた…

「殺伐感情戦線」の「霧」、参加作品です。 山の奥深くのとある村。かつて若い女性を生贄に治水を行っていたというこの村には、今でも「治水」の風習が残っている。それを執り行う「雨務」…

「殺伐感情戦線」の「髪」、参加作品です。 想いをよせる相手・麻衣が、自分の妹とキスをしている場面を目撃してしまった「わたし」。教室で彼女に詰め寄り、激しく彼女を求めるのだが……