「もの 妖怪」を含む小説

　其の乱の始まりは妖峰の大噴火 　戦国の世から100年――宝永大噴火を幕開きとして、日ノ本は再び動乱の時代を迎える。 　噴煙とともに現れたのは夥しい数の妖怪だった。国中の猛者を…

2100年、日本の至る所で異界の扉(アナザークラック)が開いて5年が過ぎた。 異界の扉(アナザークラック)とは、我々人間が住む第3世界と妖怪共が住む第2世界などを繋ぐ無数にあるひ…

ヒルコは神である。赤子を救う神。 彼は職務に従い赤子を救う。 今も昔もたくさんいる鬼ども退治して、赤子を救う。 他の神の力を借りて、偶には鬼の力も借りて。 馬鹿どものせいで忙殺さ…

　この街には、よく不思議なことが起こる。 　幽霊が出るなんて噂から、座敷童に猫又、はたまた狼男から吸血鬼まで。この街には七不思議や怪談なんてものが、本当に実在する。 　そんな町に…

嫁ぎ先に到着早々、葬送の鐘が鳴り響く。 婚約者の死を知らせるものだった。 嫁ぐはずだった麗凛は、侍女の伎玉と入れ替わり、替え玉皇女付きの侍女として過ごすことに。 王様や王弟…

ある日、神の島の星ノ島に4人の家族が迷い込んだ。 それから4人はその島から出られなくなり、しばらくその島で過ごすことになった。 その島には人間はおらず、妖怪や吸血鬼などがみんなで…

　妖。それは生まれつき身体能力が常人より数十倍優れているもの、不思議な術を使うもの、又は姿形が異形なもの。妖とは、それらの人外を指す言葉であり恐怖の象徴だった。 　しかし、江戸…

禅僧の悟省は絵が得意である。天狗になる悟省に禅師は修行として鵺（ぬえ）という化け物を描くように言いつける。次第に絵にのめり込み、鵺に魅入られていく悟省に狂気が忍びよりはじめる。悟…

20歳のフリーター・堀田美咲は，ある日バイト先のカフェをリストラされてしまう。 生活がかかっているため早速次の仕事を探し始めた彼女は，ネットで「嵯峨野〈さがの〉よろず相談所」とい…

【あらすじ】 　神楽町に住む高校生の神座照人には、人にはなかなか言えない秘密があった。それは――霊や怪異、神様といったこの世ならざる者が見えてしまうこと。 　高校二年生に進級し…

禅僧の悟省は絵が得意である。天狗になる悟省に禅師は修行として鵺（ぬえ）という化け物を描くように言いつける。次第に絵にのめり込み、鵺に魅入られていく悟省に狂気が忍びよりはじめる。悟…

※先日の初投稿の「渡る世間は～」の初期プロットで、登場人物が自分が所属する組織を説明するために例え話をするシーンがありまして、そこで使う予定だった「つぶやき」を元にした書き起こし…

妖怪、都市伝説、洒落怖。 あらゆる怪談話は『怪異』と呼ばれる。 ──怪異は、実在する。 人に害をなす怪異を全て滅ぼすことを目的とした『怪異屋』。 怪異と怪異屋、彼らの戦いの物語で…

　私立御伽学園一年乙組――。勇者に魔法少女、吸血鬼にメイドに幼馴染……と、非常識な生徒が集うこのクラスに転校してきた、ごく普通の女子高生（自称）・高浪藍子。クラスのあらゆる事件に…

コロナのせいでいろんな予定が狂ってしまった彩夏。母に言われて買い出しに出ると、不思議な世界に迷い込んでしまう。 夏を告げるお祭りが行われるはずだった日に、彼女が出会うものとは……？

執筆同志に「共通の執筆テーマで小説書いて、どんなものが出来上がるか見てみたくない？」などと軽率に宣ってしまい始まった二人執筆企画の第一弾。 月一でお互いにテーマを出し合い、それに…

人と人ならざるモノを取り持つ守り人。 妖や彷徨う霊と語らい、また悪しきモノは祓う。 亡き母の跡を継ぎ、守り人となった刈谷蓮太郎は霊力が一般人に毛が生えた程度。力も弱く依頼も激減し…

彼、久遠朱理には普通の人間には見えないものが見えてた。 それは幽霊、妖怪などのあちら側の存在の者達。 これは、そんな彼がある一人の少女の幽霊と、様々な怪異現象に巻き込まれる物語。

　普通の甘いものではこの疲れは癒せないっ！ 　そんなことを考えながら、会社帰りの道を歩いていた壱花は、見たこともない駄菓子屋にたどり着く。 　見るからに怪しい感じのその店は…

疫病が流行った年には、アマビエという妖怪の絵を描いて見せるといいらしい。 字書きとしても、何か出来ることはないだろうか……。 いわゆるライト文芸の世界では、最近「あやかし」もの…