概要
天災から始まった戦乱を描く和風ダークファンタジー!
其の乱の始まりは妖峰の大噴火
戦国の世から100年――宝永大噴火を幕開きとして、日ノ本は再び動乱の時代を迎える。
噴煙とともに現れたのは夥しい数の妖怪だった。国中の猛者を集めた殲鬼隊がこれを殲滅したかに思えたが、妖怪が残した邪気はその後も日ノ本を漂い、人々の心を侵蝕していった。この混乱に乗じ、朝廷は西洋の強国を後ろ盾に倒幕の兵を挙げた。
邪気に侵された者を保護する組織“鴉天狗”のもとで育った影狼はある日、半妖の武蔵坊、義兄の幸成とともに破邪の誓いを立てた。しかし朝幕の争いが激化する中、鴉天狗は妖の軍事利用を進める妖派と対立。幕府からも軽視されるようになる。そして遂には――
歴史ロマン×ハイファンタジーの『噴煙シリーズ』第一作!
※この物語はフィクションです。登場する人物・地名
戦国の世から100年――宝永大噴火を幕開きとして、日ノ本は再び動乱の時代を迎える。
噴煙とともに現れたのは夥しい数の妖怪だった。国中の猛者を集めた殲鬼隊がこれを殲滅したかに思えたが、妖怪が残した邪気はその後も日ノ本を漂い、人々の心を侵蝕していった。この混乱に乗じ、朝廷は西洋の強国を後ろ盾に倒幕の兵を挙げた。
邪気に侵された者を保護する組織“鴉天狗”のもとで育った影狼はある日、半妖の武蔵坊、義兄の幸成とともに破邪の誓いを立てた。しかし朝幕の争いが激化する中、鴉天狗は妖の軍事利用を進める妖派と対立。幕府からも軽視されるようになる。そして遂には――
歴史ロマン×ハイファンタジーの『噴煙シリーズ』第一作!
※この物語はフィクションです。登場する人物・地名
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!「妖」を軸に繰り広げられる、異色の和風ダークファンタジー
富士山最後の噴火「宝永大噴火」によって地上に妖があふれ出し、日ノ本の国は未曾有の恐怖に陥った。
やがて妖は殲滅されるものの、その影響は色濃く残される――。
そんな時代に生きる少年影狼と、彼を取り巻く人々の生き様の物語です。
主人公影狼は、不幸にして妖に「侵蝕」されてしまった人たちのために戦おうとします。けれど、まだ子供である彼は、何が「正しい」のか迷い続けます。それでも懸命に前に進もうとする彼を、思わず応援せずにいられません。
とても独特な世界観で、現在公開済みの第三章まででは「妖」そのものは登場しません。妖が活躍、あるいは暗躍する物語ではないのです。そこがまた、興味深いので…続きを読む