「『ねぇ………』」を含む小説

「ねぇ、覚えてる？」 　放課後、幼馴染みの里帆に五年前の話をされて、僕はなし崩し的にその祠へ向かうことになった。彼女が言うには、当時小三の僕たちが書いた願い事を今日確認しに行…

（追記） 　英文での題名に挑戦してみました。宜しくお願いします。 （夢の中での心情※） 　ねぇ、僕のこと好き？ 　私だって、あなたたちみたいに純粋でいたかった。純粋に人を好きに…

　俺は緒方霞(おがたかすみ)。都内公立校に通う高二、男子バスケ部所属。 　同級生で幼馴染の宮姫すずと高一から付き合っている。 宮姫は学年一かわいい女の子。そんなリア充はさっさ…

あの人の目に、私は映っていない。 それでも、私は彼の目が欲しかった。 泡となって消えてしまう、そんな人魚姫の話が、大嫌いだったのに。 踏み込んではいけない世界に、私は人魚姫と同様…

同級生の可愛い由紀ちゃん。 私、吉田柊は、仲良くしている。 ちょっと変わった由紀ちゃんから、本日も長々とした着信が届く。 『こんなこと書いて、柊ちゃん、私のこと嫌い？　嫌いにな…

繁華街の外れにある古びた2階建ての薬屋、ひいらぎ薬舗。そこの3代目若店主、柊将臣のもとに1人の少女が訪れる。 『ねぇ、簡単に死ねるお薬ちょうだい』と。 とぼけている癖に面倒見…

「化け物しかいないビルだけどな。管理してくれるなら一室タダで貸してやる」 それは刑事を辞めたばかりの行平には、魅惑的過ぎる申し出だった。 化け物なんて言葉のあやで、変わり者の先…

世界にたった4人しか人間がいない。私達以外の人類は滅亡した。それはこの世界に突然ゾンビが出現したからだ。 そしてまた1人死んだ。残り3人。また1人死に、残り2人。犠牲のおかげで九…

ねぇ、知ってる？空の色が青いのは、王様が間違って青いペンキを溢したからなんだって」 　かつて人間の心は、色が宿っていた。 　その心の色を塗り替えることで、人の心を変えるペイン…

ある女性のいじめられっ子は激白する。 「私は、中学生時代に酷いいじめに遭っていた」と。 その内容とは……。

『僕は』話せなかった。だから、顔の君とのやり取りが楽しかった。 　本を読むのが好きな僕が、顔の君と出会った話し。 　ねぇ、覚えてる？

バイト先の先輩、佐藤さんはちょっと年上の気になる美人。 そんな彼女から廃団地で囁かれる噂を聞かされ……

そっくりな双子がいた。 入れ替わったのはただの好奇心だった。 死んだ妹・天羽愛(あもうあい)のかわりに姉の恋(れん)は愛として生きている。 それを知っているのは幼なじみである色…

　退屈でつまらない今と未来をもて余す『僕』は、クラスメイトの自殺を切っ掛けに、SＮSで噂の『#あの世希望』というハッシュタグをつけて投稿してしまう。 　そして、興味本位で連絡を取…

あの日の事を覚えてる。 幼少の頃から遊んでいた彼女と、かけっこした日々を。 だけど僕は覚えていない。 僕は小さな頃から一緒に遊んでいたはずのあいつの顔が思い出せない。 決して追い…

暗殺組織”クレッセント”に属する如月美花は父、翔の命令で人を次々に殺しを行っている。

いつも通りの朝。 お弁当をつくり、父を仕事へと送り出し、妹の鈴菜(すずな)を起こす。 それが私美晴(みはる)の生活だった。 そしたら急に..... ねぇ異世界転生とか聞いてないん…

　あまりグロデスクではないけれど暴力描写があるので本当に苦手な人は注意してください。 　化物の兄弟が人類を滅ぼすために一週間旅をする話です｡

転生した世界は、健全なエロゲーの世界だった。 当然エロはない。 だが、どこかに世界を不健全版にする方法があるらしい。 これは探すしかねぇなっ！！！！！！

魔女のフレイズは、恋多き大魔女シュゼットの弟子であるにもかかわらず、恋より魔法を取るような面倒くさがりの干物魔女である。 ある日、森の奥で暮らす彼女の家へ一人の男が訪ねてきた。…