「…そりゃ、震えるわ」を含む小説

　野球部を退部した冬野宗介(ふゆの・そうすけ)はケータイ小説に出会う。そして救われる。ついでにイラストレーターになることを決意する。プロじゃなくていい。アマチュアのイラストレータ…

　夢月七海さんの自主企画「同題異話・二月号ーそれでもこの冷えた手が」に参加した作品です。 　思ったよりも皆様からの反応が良かったので、試験的に他の自主企画にもこの作品でお邪魔させ…

ここまでか。ふっと自嘲気味な笑みがこぼれた。 「メイリアス、弱い姉さんでごめんな。」 妹から私の無事を願い送られた小さなネックレスを震える手で握りしめ覚悟を決めて、目を閉じる。 …

北山雄介は小学五年生。学校と塾で忙しい日々を過ごしていた。 今日も母親の車で繁華街にある塾に向かう。千円の夕飯代を手に、 雑居ビルへと雄介は入っていった。夕飯はコンビニで済ませて…

どういうわけかバス運転手になっていた主人公。 運転を続けているうちに幸福を求めた客が乗ってくる。 けれど、だんだんバスも乗せられなくなって……！ ↓前回の投稿↓ 『チョキン…

狩りに疲れた虎は、ある日やさしい狼に出会う。 守るべき家族と、種族の違う愛しい狼の間で揺れる心とどう向き合うのか？

とても美人な転校生飛田郁美。上級生から告白されまくっていているが全て断っている。同級生は相手にもされないし口もきいてもらえないと噂がありとても評判が悪い。私は席が隣になり、飛田さ…

どれだけ目で追っていても、貴方が私に気づくことはないのでしょう。ただ見ていればそれだけで……それだけでこの胸は震えるというのに。 私は勝手ながら貴方を思う毎日を、ここに記して参…

俺はレン。 僕はレン。 俺は 僕は 武器となる者 でも 生きてるのは俺一人。 レンは……死んじゃった。 でも、ね。俺もレンだよ？ いや、俺はレンなんだよ？ 俺は 僕…

僕の趣味は人を殺すこと……ただし頭の中だけの話だけどね。 そんな僕が死体探しで廃墟を訪れたあの日から「何か」が狂いだす。 「ずっと探していた。やっと見つけたよ」 　脳内で殺人を…

猫川神社には人の姿をした猫又が住んでいる。 いつも猫好きな人たちが、飼い猫のことなんかで相談に来るのです。 そのたびに、猫嫌いな沙介くんはブルブルと震えるのでした……

　保育園の遠足で、陽翔（はると）が奇妙な生き物を拾ってきた。 　オレンジゼリーを型から外し皿の上に盛りつけたようなその生き物は、ぷるぷると震えるように動くだけで本当に生きているの…

かつて悪の組織に肉体改造をされたものの、能力が全く発現しなかったためお払い箱となり、解放された過去を持つ男、本郷猛《もとざと　たける》。 今はブラック企業の一員として、日夜元気に…

自分の手でゲームが決まってしまう場面で打席に立たされる男。彼は一体どんな気持ちでバッターボックスへ向かうのか……。　期待？　恐れ？　高揚感？　それとも……。 ９回裏２アウトから、…

時が止まればいいのに。 あの頃に戻りたい。 そう考えたことはあっても、本当に時間が止まったらどうなるのかについて考えたことなどなかった。　 好きなことをして生きていきたい。 変…

幽霊を見たというような話、怪談話をすることを生業にする人、あるいはそれを得意とする人がいる。 その中で、どの程度の話が嘘偽りのない真実を語る話であるかは分からないが、そういう現…

みなさんは覚えているでしょうか、90年代初頭に起きた連続児童失踪事件のことを。思い出すだけで震えるあの事件。それにまつわる、わたしの恐怖体験です。 ・「カクヨム異聞選集　～…

私は誰もいなくなった喫茶店のテラスで、ある人を待ち続けていた。そこに漂う寒気が私の肌を突き刺し、心を切りつけてくる。そんな時、店員の女性が現れ、こう言った。「コーヒーでもいかがで…

仕事から帰ってきたアキオの「お茶漬けが食べたい」の一言に、ミカたちは震える。 「お茶漬け……って何？」 物語中にはアキオとミカしか出てきません。 話の流れも基本的にはプロット…

ここの中からでるには、どうしたらいいかを考えるか必要がある。