寒い時。特に心が寒い時、温かい食べ物や飲み物を食べたり飲んだりして、ほっ、と息をもらしたことのある人は多いはずだ。この作品はその瞬間を見事に切り取っている。それはきっと、物の温かさではなく、人間の温かさを感じる時なのだ。そう、この物語は告げているように感じた。今は暑い時期だが、序盤で寒さの表現が絶妙にあるので、暑い日でもこの作品を読んで、ほっ、とすることができると思う。 是非、御一読を。
短く読みやすい文章で、情景がありありと浮かんできました。取り敢えず、コーヒーを淹れてこようかな。季節柄ホットではなく、アイスになりそうですが…。