「思い出」を含む小説

　元・お姫様に突然話しかけられた屋敷の庭師。彼女はなぜか庭師をお茶に誘い、思い出話を始める。それはつい最近まで続いていた、そしてお姫様の人生を変えてしまった戦争の話。 　なぜ彼女…

夢月七海さまの企画『同題異話』四月号に参加させて頂きました。 素敵なタイトルに惹かれて。 即興。フィクション。短編です。

○ 主人公 ○　舘花（たちばな）風涙（ふうる）　＜２７歳＞ 店名が漢字三文字の和風ラーメン屋を探している。 南青山のカフェで雪ノ下と出会う。 ○セラピスト○　雪ノ下（ゆきのした…

人助けが大好きな小学生の女の子、ヨーコ。 けれど彼女には秘密があった。 三つの特殊能力を秘かに操り、クラスメイトたちのお願いを叶えていく彼女は…… なんと、狐の妖怪だったのだ！ …

地味な事務屋の主人公『僕』は大切に持ち歩いている財布があった。 落ち着いた色合いと艶のある長財布。 革職人に頼み込んで誂えてもらった品物だった。 亡き妻の思い出が詰まった形見の財…

ある転機を迎えた夫婦が思い出の場所、皇居外苑をお散歩します。 あとがき https://kakuyomu.jp/users/Tomatsu_A_Tick/news/117735…

鬼哭啾啾（きこくしゅうしゅう）――“悲惨な死に方をした者の浮かばれない亡霊の泣き声が、恨めしげに響き渡るさま”　想い人であった少女の死の真相を探るべく、少年は奔走する。しかし、荒…

春は出会いと別れの季節。 それは、進学や就職だけでなく、恋愛もしかり。 大人になった今だから、大恋愛をしたからこそ、抱く気持ち…。 振り返れば、その季節は春だった。 そんな思い出…

シェアハウスってどんなところ？ 知らない人と暮らす場所では、意外と『料理』がその人との仲をとりなすものです。 自分でも先が思いやられるほどコミュ障な僕が、多少無理してでもシェアハ…

　彼女は猫になったのかもしれない。 　屋前　永一(やまえ　えいいち)が、友人である澤原(さわはら)の家に行くと、そこには見知らぬ猫と意味深なメッセージが残されたスマフォだけが残さ…

　神原泰明（かんばら・やすあき）の未発表原稿が見つかったと知って、「僕」は神原家を訪れた。 　１６歳の思い出と、それから紅茶とクロワッサン。 　猫のギンが目を覚ますとき、何が起き…

初めて訪れたプロヴァンス地方は、なにもかもが故郷の北フランスと違っていて、底抜けな明るさが魅力的だった。 豊満なからだを渚で晒しながら、屈託なく笑うプロヴァンス娘たちのはずれに、…

　この国では樹木を墓標にする。 　これは樹の下の、ささやかな思い出のはなし。 　中華風味ファンタジー「散画追集封妖譚」の、妖を封じない掌編連作シリーズです。 ※カクヨム版は縦…

【誕生花シリーズ　196】 今日の誕生花をモチーフにした、3分で読めるお話です。 練習のため拙いことにはご容赦くださいまし。 ※関連話に　　天使からのラブレター　があります。 …

ガンドレアという世界で伝説の勇者が引き抜いた聖剣は魔王の仕組んだトラップを発動するアイテムだった。トラップは正常に発動し、勇者と婚約者は異世界へ飛ばされた。 目覚めるとビル群が並…

わたしは、あなたを永遠のものにする。そう決心した。そうすれば、老けることもない。だけど、もう二度と逢えない。覚悟は決めた。その夜、わたしはいつものように、あなたとベッドに入った。…

　いつもの通学路にぽつんと立つ古びた郵便ポスト。 　そのポストは思い出をつなぐもの。 　けれど、ポストはある日撤去されることに。 　止まっていた二人の関係がようやく動き始めた。 …

主人公、ヒカリは記憶を無くした赤毛の男だ 自分が誰なのか、何故ここにいるのか 無くしたモノを見つけるため、彼は商人の少女ツカサと旅に出る ただ一つ、右手に纏う鋼鉄の”ガントレ…

　悲運な飛行機事故によって命を落とした颯史（そうし）は、婚約者を残して死ぬことを未練とし、幽霊となって思い出の青願（せいがん）神社に留まった。 　颯史の婚約者であるひかりは、颯史…