「現代ミステリー」を含む小説

　男が気がかりな夢から目ざめたとき、自分がベッドの上で一人の全く別の人間に変わってしまっているのに気づいた。 　男は記憶喪失となっていると語り、その元凶となる事件により最愛の妻を…

　『セーラー服姿の幽霊が、いる』 まことしやかに囁かれるその噂話によるとその幽霊は、川縁の土手に群生する菜の花の中に、すうっと立っているのだそうだ。 遠く川向こうを見つめる、…

都立八津ヶ崎高校の屋上より二人の生徒、水原桜、門倉桃慈が落下した。 いじめを苦にした心中と思われたこの事件を、刑事の三枝大樹とフリージャーナリストの楢井崎圭が調査をしていくと、そ…

都内某所にある幽霊坂。 この坂を一人で通ると青白い顔をした女性に出会うという。

これはとある世界に存在している超能力者のお話。時は天成6年、時間操作の能力者、黒野涼香と4つの能力を持つ、世界能力保全協会局長、ミッシェル・メシアが繰り広げる、超能力タイムミステ…

【短編小説】 ◇きっと、ずっと…　僕はキミを知っていた。◇ 家の事情で祖父の家に引っ越した僕は、 村はずれの森にある小さな湖のほとりで、 "僕と同じ名前を持つ不思議な女の子"に…

殺されたはずの彼女から届いた「手紙」。突然現れた神と名乗る少年。いまだに捕まらない殺人犯。謎の人物「剛」。すべてが１０年前のあの事件につながっていた… 心を傷つけた人たちが、失っ…

高校生の早乙女有紀（さおとめゆき）は名前にコンプレックスのある高校生男子だ。 母親の真紀はシングルマザーで有紀を育て、彼は父親を知らないまま成長する。 しかし真紀は急逝し、葬儀が…

まるでカフェみたいな建物で死霊術師は相談を受け付けてる。 時には落とし物探し、時には死体探し。死霊術で死者の声を聞き、死体とともに問題を解決する日本人形のような女性遊華とぼーっと…

　名越清子が口から発した言葉は現実になる。 　清子は自らの言霊によって、友人を殺してしまった過去がトラウマとなっていた。 　その日から自らの声を捨て去って生きてきた。一言も発する…

なろう合算で1万４０００ｐｖ突破感謝 この作品の裏テーマは『家族愛』。 ２００６年からブログで連載を始めましたが、書いては投げ、書いては投げを繰り返していた作者にとっては因縁の…

神憑りな 文士 青年Aによる 神憑りな 内容には 触れず 創作した 現代ミステリー 小説 です。 是非御覧を。

猛暑の夏、その不可思議な事件は起こった。それは、とある民家で飼われている金魚が突然増えて、しかもまた消えたというのだ。あらぬ疑いをかけられたおれとサイモンは犯人捜しに乗り出すが、…

【6/10　角川ホラー文庫より書籍版発売！】 看護師から介護サービスの会社に転職した女性・栗谷茜（くりやあかね）。 介護に訪れたのは山奥にたたずむ洋館だった。 担当するのはそこの…

犯罪者は、安易に罪を繰り返す、の見直し更新ですあしからず。犠牲者の出る火事が発生した。一人は兄の武信だった。もう一人は見ず知らずの男だった。その男は、居間でスニーカーをはいたまま…

　左腕が動かない警部補の輪炭陣平は、とある不思議な連続自殺を追っていた。 　あるとき上司である岩石九郎から、捜査の助けにと、家館鈴璃という女性を紹介される。彼女は自らを【まつかひ…

まだ春だというのに、月初めの陽気は夏を想わせるほど暑かった。おれはふと、アイツのことを思い出す。いまも忘れない。それは、きょうと同じくらい暑い、ある夏の日の遠い記憶…… ※…

第11回アガサ・クリスティー賞最終候補作。 　二〇一〇年代後半、イギリス。 　首都のスラム街でストリートチルドレンを束ねながら生活している青年・エドワードは、ある男について…

何度目かの緊急事態宣言の中、フィリピン雑貨店で働く俺のところに日本人の少年が訪ねてきた。 内容は、聞いたことのないもない親族について、死んだ親父に質問するため。 詳細を知らな…

ある町の何代も続く資産家の家から、金の斧が盗まれた。やったのは、九鬼龍作である。 三十くらいの男が湖の近くで死のうとしているのを、龍作が助けるのである。ここから事件は発展していく…