「太陽」を含む小説

「婦警さんになりたい」 ステラ・ウィンクルは強く憧れを抱いた。 赤い髪に、翡翠の中へ蒼い星を閉じ込めた眼を持つ少女。その眼は未来が視える、ほんの少しだけ特別で内緒の眼。 あ…

香鳴裕人様主催「同題異話SR -August- 『太陽の音を忘れない』」に参加させて頂きました。 社会に疲れたおじさんが、眩しい青春を思い出して、新たな太陽を掴む物語。

人類が生活圏を太陽系全域に広げて遥かな未来。 姿を消した純粋な地球人が神格化された時代に、火星人のエリスはある日、宇宙を漂流していた地球人のダイチと出会う。 封印された刻は動き出…

香鳴裕人さま主催の自主企画　［第3期］ 同題異話SR -August- 『太陽の音を忘れない』参加作 僕、慎吾、英二の文芸部の三人は、海に来ていた。 憧れの曜子先輩が着替えを終…

過去のトラウマから人の顔を認識できなくなった小説家が、おせっかいな新人編集者に振り回されながらも惹かれていくお話です

今月もこの企画に参加することができましてとても嬉しいです。ありがとうございます。なんだか小説に書いて初めて、自分の心を落ち着かせることができたのではないかと思います。

昔から彼女の身の回りではおかしなことがよく起こる。 ある日、死の淵にたった女主人公月出こはくは他の人には見えない‪‪”‬なにか‪”‬が見えるようになった。そんな彼女は祓い屋を育て…

5年前。 わずか地球と月との半分程度。20万キロの距離をかすめて、飛び去った彗星。 その直径は数キロと予測され公転周期は数万年。 その彗星は、氷のコアから、何かを地球に振りまき、…

引きこもり少女「セツナ」とその友人「ハルカ」の扉越しのお話。

大学3年生、21歳の夏。 寮での集団生活に疲れ果てた私は、夏休みに実家に帰省。街の喧騒から遠く離れ、お盆休みも兼ねて数日間リフレッシュすることになった。 じりじりと肌を焦が…

高校2年生の少年、太陽の家族は、毎年お盆になると、高知県にあるじいちゃん家に帰る。 じいちゃん家での何よりの醍醐味は、じいちゃんが作るかき氷。これが太陽は大好きだった。 「そろ…

ゆるい部署に所属するいち会社員「名波」は、同じ失敗を繰り返す同僚の尻拭いに追われる日々を送っていた。 そんな中、3ヶ月前に異動してきた課長代理の真壁は名波に対してやや厳しめの態度…

悪霊やその神と人間が戦う街。「役立たず」と追放されたカナデは粕壁でサキに出会った。ようやく出会えた気の合う仲間と生きるため最強と「役立たず」は神に挑む。 　サブタイトル『神秘と…

佐伯ゆなみは甘味で例えるとシフォンケーキみたいな人。おっとり、ふわふわの印象があるけれど、食べ進めたときに感じるずっしりとした重たさがある。 白王遥は甘味で例えるとショコラタル…

　最終戦争で人類がいなくなった世界を旅する、〈死ならざる者〉吸血鬼の少女カミーリアと、〈生命なき者〉機械人形の少女サナギの物語。 　核攻撃で破壊された都市をさまよっていた吸血鬼最…

僕は立っている。今、階段に立っている。始まりと終わりのそのグラデーションの中、座らない。

※自主企画参加の百合作品となっております。 「椿様、私の太陽になって下さいまし」 「断る！」 差し込む朝日を全て返すほどの純白に塗り固められた渡り廊下で凛々しくも悲鳴のような…

”氷姫”と呼ばれた碓氷真雪は、誰とも関わらないことを選んだ。 表情が乏しいために怖がられ、心無い勘違いをされた碓氷は、独り静かに高校生活を過ごしていた。 そんなある日、太陽のよ…