「もの 妖怪」を含む小説

花盛快晴は、誰もいない所で何かを見て話しかけるような風変りな変人。 そんな彼が何をしているのかを、中村茜璃は知っている。 彼が人ならざるものたちと通じ合っている事が、見えている茜…

自由な生き方に憧れる悠也は僻地の農村で不思議な老人と出会う。

人外およびそれに纏わる事象の専門医…通称「魔医者さん」のたまちゃん先生こと破魔咲珠保（たまほ）と、彼を取り巻く人外たちが古都京都を舞台に繰り広げる、現代ファンタジーバトルコメディ…

　霊異。 　そう呼ばれるモノを、私は見てきた。　 　人ならざるモノ。闇に巣くうモノ。 　それは生物と呼ぶには余りに死に体で、非生物と呼ぶには余りに生き生きとしていた。 　私…

　弘化三年、肥後国。 　闇夜の波間に現れた青白い光。 　鱗に覆われた体に三本足、嘴を持つ異形の姿。 　……我はアマビエ。病が流行れば、我の写絵を見せよ。 　人々に言い残し、海…

　木の葉天狗の子孫である境鳥隼人は親も家も何もかもを失ってしまった。 　妖怪の恐れるもの、それ即ち"人の気"。 　それらを祓うことを仕事とする祓い屋「人ノ気祓除協会」のひ…

月読なる予言が結実される一夜。 描いたものを具現化できる力をもつ少女、明宝に仕える主人公、東方朔。 そして猿王とよばれた孫悟空の末裔、嘉朶。 など、西遊記まがいの災幽戯メン…

　仕事の独立を機に生まれ故郷とは違う田舎へと引っ越してきた「私」。農業をやるわけでもないから、地元の人との交流は必要最低限でいいだろうと考えていた。しかし、どこから聞きつけたのか…

「何もかもを捨てて異世界に行きたいって望んだのは……君だよ？」 謎の存在【i(アイ)】から告げられた一言に、うだつの上がらない少年は不安と焦燥感に駆られる。 何故自分がそんな…

　サブカル研究部に所属する高宮青年。彼は従兄の死とその後の奇妙な出来事について語るが、何気ないその内容に潜む戦慄すべき真実とは―― ※本作は筆者の空想によるものであり、架空の出来…

ちょっと違った歴史を歩んだ現代の地球世界で、人間＆妖精ＶＳクトゥルー神話生物！ シスコン気味の少年が少女型妖精種（ブリカス畜生）の口車に乗せられて、魔法の剣もとい人型武装祭器を駆…

主人公、御影　竜夜（みかげ　りゅうや）は最強の霊能力者である。 彼は今日も人々に危害を加える妖怪や悪霊を人知れず退治し陰ながら日本を守っている。 そんな彼の心境は 「・・・ああ、…

ひょんなことから人間の世界と神と獣の住む世界を繋げる役目を持ってしまった主人公 上手く二つの世界を取り持てるのか また、神と獣の住む世界はいったいどんなものなのか

あらすじ 幻は捨て子として、渋谷宮に拾われた。 渋谷宮は皇族。 そして幻は渋谷宮の影の兵士として育てられた。 登場人物 渋谷宮家 一郎　父 桜　長女 向日葵　母 楓　次女 影の…

怪異管理保護機関の弱小支部の支部長紺野（人間）とツネ（妖狐）。偶然魔術要因が重なって生じたマンドラゴラの発生に対し、二人はその対応をすることになる――。 ――ヒトとヒトならざるも…

古来より人の世で蔓延る存在ーー妖怪。 彼らは所詮は御伽噺の産物。この世に本当に存在するはずがない。 ……はずがないのに。 麗人のような少年・海原　沙紀美は、兄・鱶丸と友人の少女・…

　怪異、それは科学では説明できない摩訶不思議な事象や物事。　 　科学が発展していくにつれ、怪異なんてものはないと人類は証明してきた。 ――だが、果たして本当に証明されているのだ…

　仙界。 　それは矛盾した理さえ許容する、仙人たちが暮らす世界である。 　仙界には高い知性を備え、仙術さえ操る生き物――仙獣たちもいる。 　劉剣は仙界で修行する道士である。 　…

離れて暮らす巴、馨、鰍の三姉妹は、月に一度、両親の命日に集まり、住み慣れたアパートで共に過ごす。三女の鰍は、六年前の出来事を思い出す…… このお話は、「渡る世間は勿怪ばかり」の…

ごく普通の新入社員、北条柾木は、ひょんな事から出会ったNPO法人「協会」から仕事の依頼を受ける。それは、人ならざるものが店を構える雑居ビルの、立ち退き交渉の依頼だった…… 本作…