「言」を含む小説

私、観世由那。 世界のどこにでもいるような女子高生。 取り立てて優れたところのない私だけど、一つだけ、誇れることがあるの。 それはね、言ノ葉栞、私の友達。 栞が話してくれる言葉を…

かつて神々に逆らい、神々を殺した罪で、国は恵みを失った。 太陽は隠れ、雪に覆われた国で、人々は神の骸にすがり わずかな神威を頼りに生きていた。 それでも人は争い、奪い合う…

どこでもない国。回る風車。科学を操るエーテルの吹きすさぶ風。魔法の行方。遥か彼方見渡す星の都が支配する夢のような空。 地上。力の門。並ぶ幾千もの都と白い塔。海に点在するアホウドリ…

詩というか歌詞というかポエムというか、歌詞の元になった詩というか…… そんな感じの詩っぽいものを集めたものです。どこからでも読めるよー 不定期更新。書き溜めてあるやつを投稿する…

名言のように説得力があるわけでもなく 格言のように為になるわけでもなく 空言のように虚ろでもなく 苦言のように益があるわけでもなく 忠言のように諌めることもできず 巧言のように惑…

大切な想いや言葉が形となった《迷い言【まいご】》が視える藍川啓人は、数年前の事故で亡くした幼馴染、高森閑香の《迷い言》に出会う。事故の時、助けられず後悔していた啓人は、彼女の本当…

主人公、御陵由加（みささぎゆか）と、その友人である富田佳奈（とみたかな）は共に自分の夢を追いかけるために大学へ進学した。 だが、佳奈は突如として言葉を話すことを、文字を書くことを…

言長　秀明は中年勘違いニートの大うつけ。 死ななきゃ治らないと判断され異世界へ、 そこで天下を狙う野望が芽生え始める。 「王様になればハーレムも合法ですよね？」

｢言葉｣の存在をこの世から消さぬよう、言語創造主は｢言葉｣達に命を吹き込み、人の姿にすると、その｢言葉｣の意味を彼らに守らせた。 ここは、擬人化した｢言葉｣達が生きる世界…辞典…

普通の人間と、口の悪い天使と、律儀で丁寧な死神による現代風刺作品です。

高校生・暮樫或人は、怪異を司る一族に生まれながら怪異を見る能力を持たなかった。その一方、或人の妹の言鳥は霊感に優れており、或人はそんな言鳥を溺愛していた。ある日、或人と言鳥が通う…

『今昔物語集』巻第二十五「源頼信の朝臣の男頼義馬盗人を射殺す語第十二」「藤原親孝盗人の為に質に捕へられ頼信の言に依りて免す語第十一」ほぼほぼそのままのお話です。 本作の主人公は…

　知っていますか？　異世界旅行って宇宙旅行の次に高いのですよ！　庶民の僕には関係ないのですけどね……でも、もし一万円以内だったら迷いますね。でも、新手の詐欺かもしれないし、そん…

舞台、脳内。 キャスト、往々にしてクズ。 オチ、過度に期待することなかれ。

熱帯夜。 蒸し暑い真夏の夜、友達と２人で過ごすものの、特にやる事もなく、暇していた。 そんな折、急に友達が口する怪談。 ネットで知ったと言うその話を聞く事に。 興味津々で耳を傾…

人気のない田舎の参道にある古い土産物屋。店じまいを終えた店主がひとり言をつぶやくと…

掌編集。数千字程度、一話完結です。前後の話には特に関連はありません。気まぐれ更新。 ある一つの情景や言葉から思い浮かんだイメージをひたすら描写していく、というコンセプトで綴ります…

タギリの夏至は、風とともにやってくる。 銀河にちらばる地球化(テラフォーミング)惑星群のひとつ、蛮星タギリ。そこではあらゆる自然が《呪言》と呼ばれるシステムのもと運行されている。…

低所得、人間嫌い、友人もなく、生き甲斐もない。 そんな不満に塗れた生活の中、鬱病を騙り、互いの苦境を吐き出し合う集団セラピーに参加。 そこは叶谷聡にとってパラダイスだった。 不謹…

★ひよくさん作『カクヨム読書感想文』内に感想文が公開されています。ありがとうございました！★ とある山に、化けることが大好きであり大得意である、きつねがいた。ある日、きつねは美…