闇の絵巻

作者 奈月沙耶

20

10人が評価しました

★で称える

レビューを書く

Good!

この作品の特徴はなんといっても珍しい題材と時代背景。文章も見事にマッチし、雰囲気を引き出します。
が、それ故に残念な点も。
それは、読みにくいと感じる要素が二つ以上ある事です。
文体、似通った漢字の多さ(人物の名称など)、そして三人称神視点。
読みづらさは二つまでなら許容出来ても、三つともなれば読むペースがぐんと落ちてしまいます。
文体、似通った漢字の多さはむしろ味になっている部分でもあるので、個人的には三人称神視点による視点のブレを改善して欲しい所。
とはいえ、短いながらも「読んだ」という感覚は大いにあります。
作者様のこれからの作品を応援しますf^_^

★★ Very Good!!

普段生活していて血縁を意識する機会はあまりない。

子は親の背中を見て育つそうだが、どうだろうか。

あまりに偉大な父がいると、二代目は潰れるものだが、追うに値する背中がいるのも羨ましいと考えてしまった。

平家と双璧をなす源家の話である。源氏と平家、どこで差がついたのか、この話を取っ掛かりに歴史を紐解いてみると現代に通じるものが見えてくるのかもしれない。

★★★ Excellent!!!

しっかりと地に足の着いた文章で、平安時代の物語世界にすんなりと入って行くことができました。

決して派手なお話ではないのに、いや、だからこそでしょうか、とても心に残ります。

取り上げられた時代も絶妙です。もう少し時代を下った平家物語くらいしか読んだことがありませんけど、いろいろと興味がわいてきました。

ぜひシリーズ化してほしいです。楽しませていただきありがとうございました。