紡グ言ノ葉

暁烏雫月

静かに静かに

舞い降りた

木の葉はそっと

風に乗り

秋空の果てに

消えていく

淋しげな気配

漂わせ


冷たい

風が吹き始める

今年の

秋がもう終わる


色付いた葉が

枝から地へと

落ちて

風に吹かれ

舞い上がる


冷たく冷たく

吹いている

北風そっと

葉を乗せて

遠く遠くへ

運んでく

その様はとても

美しく

見えたんだ




葉のない

枝は虚しく見え

今年の

冬を知らせる


色付いた葉が

地から空へと

ふわり

風に吹かれ

宙を舞う


優しく優しく

吹いている

北風そっと

葉を乗せて

秋空の果てへ

連れていく

その様はとても

寂しげに

見えたんだ




静かに静かに

舞い降りた

枯葉はそっと

風に乗り

秋空の果てに

消えていく

寂しげな気配

漂わせ


ひらりひらりと

空を舞う

木の葉は静かに

風に乗る

その様はまるで

晩秋と

冬の訪れ

告げるように

思えたよ

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