「短編怪談 いない」を含む小説

今宵お話させていただきますのは、何百年も昔のお話、江戸時代のこと。 哀れな振売りの男の話でございます。

「山から吹き下ろしてくる風が、呪いを運んでくる」――その街には、かつてそんな言い伝えがあった。

とある田舎町「湖守」を舞台に起こる日常に隠れる非日常。 舞台設定を共有した短編連作となっています。 若干ながらガールズラブ要素もありますが、疑惑の判定レベルです。 一話完結型の…

近頃、ネット配信を始めた少女。ある日の配信コメントに、『ｵﾉｶﾑ・這ｸｸ・・ﾆｴﾄ』という謎の文字列が表示される。 最初はただのエラーだと放置していたのだが、以降も『ｵﾉｶﾑ・這…

昔作ったDream of a CradleのGAME内で読むことが出来る外伝。 ※ゲーム本編とは関係のない内容になっています。 気軽にお読みいただければ幸いです。 この作…

2014年夏ーーM県某所にて。 ここM県には、日夜犯罪者を追い続ける1人の探偵がいた。

社員寮に暮らす彼は車を買った。 楽しいカーライフを送るも、この春先から奇妙な出来事が。 無性にドライブがしたくなり一人で車を走らせていると、行きつく先はいつも墓地。 そんな話を同…

そのトンネルを抜けると、一緒にいる誰かが別の人に入れ替わってしまう。 これはとある心霊スポットに行った大学生の物語。

ある二人の青年がいた。 仲の良い二人は肝試しをすることに。 友達曰く、この廃墟には出るらしい。 しかし、奇妙なその廃墟には、秘密があった。

同窓会で久々に会った友達と語らい、ふと幼い頃に巻き込まれた、事件を思い出す。 ある場所に辿り着くと、そこには残酷すぎる現実が待っていた–––。 この牢獄からは、抜け出すことなどで…

ヤクザの亮太は、組のためならどんな悪事でもためらわず手を染める冷酷な悪人。　 そんな亮太の石のような心にも、ただ一点だけ温かみを失っていない部分があった。 それは、子どもの頃に親…

オカルト好きの友人と怪異に見舞われては怪奇作家の叔父に助けられる話（簡潔） 一話完結式のミステリーホラーです。 ※短編でも長いものは1,000〜1,500文字区切りで分けて掲載…

少女は住宅街の縁石に座って、自分の通学路を眺めていた。踏切のある通学路を。 さっくり読めるホラー掌編です。 月子堂 文芸部（ @tsuki_bun ）様主催の物書き一次創作…

ある地震の夜。神は天井裏から、人間の情事を覗き見ていた。 ところが人間は神の存在を忘れ、従来の関係から離れつつあった。家を建て替え、神の住めぬ家にしようと。それがどれだけ愚かな選…

友人から聞いた話を元に作成しています。 もちろん、小説としてアレンジしてあります。 短い作品で、一話完結です。

　もう使われていない旧校舎。幽霊が出る、という噂がある。そんな旧校舎と、今でも使っている校舎とを結ぶ、長い渡り廊下。そこに、長い黒髪の魅力的な、美しい女性が佇んでいた。 （カク…

現在架空ストアで販売されている同人誌「あなたの話はしていない 〈自己完結型会話体〉作品集」（https://store.retro-biz.com/i12221.html）に収録…

ねえ、うちの学校にまつわる怖い話って知らない？ そうそう、『学校の怪談』ってやつ！ ――あぁ……ごめん、アレ以外で。 うん。そういうの好きそうな子がいて、今、いろいろと集め…

桜が芽吹く瞬間の鉄臭さが街を覆っています。 気持ち良すぎて弛緩しきったあの人の呼気と同じ香り。 あの人の腹の底でも桜が芽吹いているんでしょうね。 今日は同級生の寺田くんが骨折した…

オカルト研究会の一人が向かったのはキャンパスのある県から隣の県に向かう国道を少し進んで一本入った道にある旧おばけ屋敷。この建物には「不幸鳥の怪人」と呼ばれる何かがいた。