「コーヒーとか」を含む小説

まん丸星人という、エントロピーに逆らえない哀れな種族についての話……を聞かせる話。 777字、一話完結。 ※用語説明 ・エントロピー：（簡単に言うと）乱雑さ ・エントロピー増…

SF要素を含んだ純文学の皮を被った何かです。 これがカオス理論ってやつですか（違　 KAC2023 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2023～ 第3回お題「ぐち…

ゲーセン好きな男の子と、ぬいぐるみが好きな女の子の恋愛模様。

甘崎柚花(かんざきゆか)はレトロな喫茶店「喫茶ミケ」の常連。目的は美味しいコーヒーとマスター、および喫茶店に来るイケおじを眺めること。そんな彼女が最近気になっているのは1人でクリ…

【雪でも台風でも毎日更新】 高校に入学した三田は、委員会の行われる図書室までの道のりで迷子になってしまった。 その時、たまたま通りかかったのが今日では観察対象である『マトモじゃな…

顧客との打ち合わせが終わり、一服しようと外で缶コーヒーを飲んでいた彼。 そんな彼の横に迷子になって泣いている女の子がやって来る。 まるで彼が泣かした、みたいな状況に耐えられず、彼…

古書店の親父さんとの奇妙な関係と、文字通り苦いインスタントコーヒーの話。「庭にはいつも、ちよろずの落ち葉」出張版。 KAC2023 第1回お題「本屋」参加作品です。

　てんちょのやつ、「今日はいい客が来る予感」なんて言ってたけど、ほんとかよ……イヤイヤ、あんな胡散臭いヒョロキザ眼鏡野郎の言うことなんか…… 　あ、客が座った。本、売れるか？！ …

年上の女性に憧れる、一人の男の心境です

出張で初めての町に来たら、先方の都合で待ち時間がたっぷりできてしまった。 コーヒーでも飲んでゆっくりしようと思ったのに、店も無く。 仕方ない、久しぶりに本屋に入ってみるか。

話の序盤なのだろうか。 彼女は黙々と本を読んでいる。 彼女の席から少し離れた席に座る。 程なくして、彼女がコーヒーを口にし、僕の存在に気づいた。 彼女は照れくさそうに会釈する。…

　とある駅の中にある本屋。私はそこに用があった。 　そこでしか読めない本のために、駅を利用する。

ここは都心から少し離れた場所で細々と続いてきた小さな本屋。 私の名前は仲野　結です。 この度、店主だったおばあちゃんが引退して私が引き継ぐことになりました。

人類文化学を専攻する友人から「『人類らしさ』はこの本屋を訪ねれば分かる」と過分な評価を貰った。 『人類らしさ』って何だろう。 ――これは、とある廃屋で本屋を営む「蠅ｨ鬟溘＞陌…

シャッター街と化した商店街の一角に、こじんまりするしたブックカフェがある。古い紙の匂いとコーヒーの香りが充満した店内は、特に賑わっているわけでもなく穏やかな時間が過ぎていた。

ブックカフェで高嶺の花に出会う”だけ”の話です。

古ぼけたトラックの扉を開けると、両面にぎっしりと並ぶ本、本、本…… 階段を登って足を踏み入れれば、紙やインク、文字と意味、祈りや願いの匂いに包まれる。試しに一冊の本を手に取るけれ…

渚学園には珈琲部が存在する。 だが、人数不足で廃部の危機が迫っていた。 僕達は典型的な廃部に抗う為に試飲会を行うことにした。 今回、細かくコーヒーの描写をするにあたり、ネルソン…

人がこない暇な本屋さん。 どうすればお客さんが来てくれるか、退屈な店員二人が色々とアイディアを出しあっていますが―――。 街の本屋っていいよね、というお話。

大通沿いにあるこの古書店にはいつもコーヒーの香りが漂っている。 口数は多くないものの、人当たり自体は悪くない店主が煎れるコーヒーを飲みながら、今日も相談に来る人がいる。 そんな風…