このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(333文字)
街にある、小さな古本屋さん。店主はいつも本を読んでいて、あんまり愛想がない……もちろんそういった方ばかりではないでしょうけれど、先に述べたようなイメージを持たれる方は多いのではないでしょうか。本作に登場するのも、ちょっと不機嫌な顔をした店主さん。ですがその人情に、読者はほっこり心が温かくなるはずです。読後、上質な小説を読んだかのような優しい心地になれるエッセイです。ぜひご一読くださいませ!