親父さんの距離の取り方が絶妙だと感心しました。

個人的に古書店というワードに強く惹かれるものがあり読むことにしました。

読んだ後に親父さんに惚れこみました。
私にとっては本がいっぱい読める環境を整えてくれたというだけで「素敵なおじさま」に認定されますが、この作品はそれだけでは終わらない。

親父さんはきっと一緒にコーヒーを飲みたがっていることを知っていたでしょう。
でも、あえて突き放した。

本はいろんな世界を見せてくれる素敵なものだけれど、そればかりではいけない。
本だけでは得られない体験も世の中にはあるから、すべてを本に捧げてはいけないのだと「親父さんなりの親心」を感じます。

これ以上は長くなりすぎるから語りませんが、かなり好きな作品です。
読めて良かった。

素敵な作品をありがとうございました。