「私だ！」を含む小説

白馬に乗った王子様が夜中、デートに誘いにくるという話をクラスメイトから聞き、すっかり信じこんでしまった舞子。 毎晩、王子様が来るのを待ちつづけます。数日が過ぎ、ついに現れた王…

　彼女は夏だったのだ。彼女が笑うと春が終わったし、彼女が泣くと冬が来た。そのようにして世界はあるのだと、私だけが理解をしていた。 　夏にだけ現れる、亡霊のような女の子だった。

ちょっと大人びた4歳年下の男の子と、まだ大人になりきれない女の子の物語。 イジメを受け暗い性格の私とは正反対に、いつも明るく笑って元気がいい、ちょっと生意気な男の子…

ごもじもじ／呉文子（@meganeura）様が主催するユーザー企画『幻想生物フェスタ』への応募作です。

名もなき生まれたばかりの世界、神は一人のエルフのシヤと別世界の少女、ヒマリを管理者に選んだ―――。世界は寿命が尽きると、また種に戻り、神へと還る。 二人の役目は世界各地にある台座…

私、桃山類子には年上の旦那がいるのだが、まぁコイツが根っからの亭主関白で最低なモラハラ男だった。 その上、浮気女と甘々ゲロゲロな写真や動画を撮りまくっていて。 え、再構築？　す…

※この手紙はフィクションです。 “どうか、先生や私のことは詮索しないでくださいまし。まして、奥さまのお名前など……　忘れてしまいましたわ。” ・・・・・・・・・・・・・・・ 『あ…

●私（わたし） 人と向き合うことに慣れて本当に怖いものを知らずに育った。 女性が男性に察してもらうことは当然として生きて来た。 「おじさん」に苛立っている。 ●おじさん 人と向…

ハナビシトモエが不定期に更新するエッセイのようなものです。ルールは400文字以内におさめること。 今までの人生や生活にドラマはないですが、見に来てくださった方の心にいさせてくだ…

　私は中性的な名前と剣道部員であることから王子様と呼ばれている 　けれども可愛いものが好きで、いまだにプリンセスに憧れている 　それこそクラスメイトのお姫様こと河嶋さんのような人…

日本語という言語の言葉に深く魅了され、同時に深く傷つきもしている私の勝手な考え。

勇気を出せなかった私のクリスマス。 先輩が隣にいないクリスマス。 私はひとり、雑踏を眺めながら雪に降られている。

星降る夜に、私は貴方に出会いました。 星と月は惹かれあって、共に生きていく運命のようです。 ねぇ、維月。 貴方も、そう思いませんか...？

―あらすじ― 私の名前は菜由。十年前に海外へ行ってしまった星上光への初恋を拗らせて、大学生になっても恋愛経験は皆無。大学でもバイト先でも友達はゼロ。 でもいいもん！私には大好きな…

西暦2030年、東京・羽田ネクスト特区――――。 型破りな高校生・佐藤健太は、突如現れた美しすぎるアンドロイド教師・アリアとの奇妙な出会いで人生が大きく変わっていく。 成績は学年…

アルスキカ王国の兵士団は、国の近くにあるどの国も所有していない山岳、ベルセナ山脈の調査に来ていた。 ベルセナ山脈の奥のアビュー雪原はここ二か月の間、異常なまでの猛吹雪に覆われてい…

今の私はうつ病の重症期なのでとても鬱陶しい内容となります。 自身もこれから先、この病気でどうなるのかも分からず不安でいっぱいです この作品は私の日記ブログのようなリアルで赤裸々な…

　時は21XX年。人類の生活は、開発が進んだAIによってこれ以上ないほどに便利になり、ロボットが人々の生活を総じてサポートする道具として一般に使われるようになっていた。 　これは…

とある世界で全てを破壊しつくした人間がいた その人間——イージャはあらゆる呪いをモンスターから授けられ、モンスターの王として君臨させられた贄だった イージャは呪いにより自由を奪わ…

　内閣総理大臣補佐官、森公達子(もりきみ　たつこ)は、『その時』を予感した、「人類が住む3.5次元世界は存亡の危機に瀕している。『達子が近い将来に作る5次元世界』が６次元世界の悪…